2009年12月10日
コンテンツ番号5508
森吉山阿仁スキー場安全祈願祭
森吉山阿仁スキー場の安全祈願祭が12月10日(水)、同スキー場で行われ、12日のオープンを前にシーズン中の無事故と利用客増を祈願しました。
同スキー場は、平成20年に当時の運営会社が、赤字経営を理由に営業休止を表明したことにより、存続問題が表面化しました。平成20年度は、市が運営会社に人件費などを補助する形で、運行を継続してきました。しかし、平成21年度は市の厳しい財政状況などから、補助が困難となり、NPO法人冒険の鍵クーン(村田君子理事長)がコンドラ施設などを借り受け、夏季のゴンドラ運行を実施しました。冬季運行についても、経費を節減し、料金をアップするなどして営業することが決定しました。
安全祈願祭は、スキー場関係者、宿泊施設関係者、市関係者など50人が出席し、山ろく駅舎で神事を行い、期間中の安全と冬季の観光振興の拠点となる同スキー場に多くの利用客が訪れるよう祈願しました。
この後、ゴンドラが故障で停止し乗客が閉じ込められたという想定で、救助訓練も行われ、救助ロープの取付けから、ゴンドラに登った職員が救助ロープを使って地上に降ろすまでの手順を本番さながら行い、有事に備えていました。
山頂部から望む大パノラマと良質なパウダースノーが満喫できる阿仁スキー場の営業は12月12日(土)から翌年3月28日(日)までです。
山ろく駅舎から3.5キロメートルのコンドラで結ばれた山頂駅舎付近には、巨大なアイスモンスターのような樹氷群が立ち並び、神秘的な世界を演出しています。ゴンドラを降りてすぐ鑑賞できる〜阿仁の樹氷鑑賞〜は1月9日(土)〜3月14日(日)まで。また、樹氷が出来る仕組みなどを説明する「樹氷教室」を期間中は毎日2回(11時〜・14時〜)開催します。
今年3月には、韓国ドラマ「アイリス」の撮影も行われ、主演のイ・ビョンホンさんやキム・テヒさん、キム・ソヨンさんらが撮影に訪れました。運行しているコンドラのうち2台は、アイリス撮影記念号として、来場時の写真やサインなどをコンドラ内に展示しています。また、撮影地のみに特別に配布された「アイリス」ポスターも、山頂駅舎に展示される予定です。
また、毎月第3日曜日は「スキー子どもの日」として、1日券を500円で販売するほか、1月10日には「全国スキーの日・みんなで滑ろう」として無料講習会を開催します。このほか各種スキー大会なども予定されています。
10日現在、山頂駅舎付近は圧雪30センチ、山ろく駅周辺の積雪は10センチです。
ただいま、お得な前売りリフト券、シーズン券などを発売中です。詳しくは、阿仁スキー場ホームページより。