2009年12月16日
コンテンツ番号5547
韓国ドラマ「アイリス」秋田ロケ記念パネル展
韓国ドラマ「アイリス」の秋田ロケを記念したパネル展(北秋田市商工会・仙北市商工会主催)が12月16日(水)、秋田内陸線阿仁合駅前の特設会場などで始まり、公式看板の除幕式やテープカットをして、期間中にたくさんの来場者が訪れるよう期待を込めました。
韓国ドラマ「アイリス」の秋田ロケは、今年3月に秋田県内約20カ所で行われ、北秋田市では秋田内陸線や森吉山などで撮影が行われました。ドラマは、主演のイ・ビョンホンさん扮する朝鮮半島の統一を防ぐ国家安全局所属要員ヒョンジュンの活躍をアクションや恋愛を通して活躍する様子を描いています。イさんのほか、キム・テヒさん、キム・ソヨンさんなどの人気女優も出演しています。韓国では、10月14日から放送が始まり、視聴率30%を超す人気ドラマとなっています。
秋田ロケ記念パネル展は、12月23日(祝・水)までの8日間。阿仁合駅前の特設会場のほか、阿仁山村開発センター、市役所阿仁庁舎で行われており、田沢湖や乳頭温泉などのロケ写真43点とドラマで主演のイさんが使用したサイン入りの自動車も展示されています。また、駅前には内陸線や森吉山で行われたロケの写真を配置した、制作会社公認の公式大看板(縦2.7メートル・横3.6メートル)が設置されました。入場には、秋田内陸線を利用のうえ、阿仁合駅で乗車または下車し、入場を希望する方に入場券を配布しています。(入場無料)
また、隣接する市役所阿仁庁舎では、アイリス関連のDVDの上映と販売、阿仁山村開発センターでは、商工会が取り組んでいる全国展開支援事業関連の展示が行われています。
開会式では、大看板の除幕で開会を祝ったあと、伊藤公夫北秋田市商工会長は「韓国でアイリスは大人気ドラマ、日本でロケが行われたのは秋田だけで、韓国からもロケ地観光に訪れている。内陸線の活性化、乗車促進も含めて地域の活性化につげていきたい」などとあいさつ。
中野節(たかし)県副知事は「アイリスは韓国で放送が開始され、視聴率30パーセントを超える人気ドラマとなっている。ドラマの影響もあって、秋田−ソウル便の搭乗率も上がっており、11月は79.2%と2月以来の高搭乗率となっている。また、この盛り上がりをビジネスチャンスとして、観光振興や受入れ体制の充実、企画商品の開発はもちろん、内陸線の利用促進や地域振興に活かしていけるよう県としても頑張りたい。皆さんのご協力をお願いします」などと祝辞を述べました。
続いて、津谷市長は「内陸線を利用してたくさんの方々に北秋田市阿仁を訪れてもらいたい。また、パネル展の鑑賞のあとは、樹氷鑑賞やマタギ文化にもふれていただき、地域の方々とのふれあいを通して交流を深めてもらいたい。この地域が皆さんに喜んでもらえるよう繋げていきたい」などとパネル展開催に期待を寄せました。
このあと、特設会場前で関係者によるテープカットが行われ、盛大に開幕しました。この日に合わせ、内陸線を利用し訪れた来場者は、ゆっくりパネルを鑑賞したあと、記念写真を撮るなどして楽しんでいました。
また、特設会場前ではドラマの制作過程などを記録してDVDも販売されているほか、北秋田秘伝のたれで焼いた「マタギタンポ」やあたたかい「無添加ベーコンやさしいスープ」、ホクホクの「熱々牛肉コロッケ」などの軽食も販売され、来場者は北秋田のあたたかいメニューを堪能していました。