2009年12月18日
コンテンツ番号5551
根子番楽子ども会 社会貢献青少年表彰
内閣府の社会貢献青少年(団体)表彰を受けた根子番楽子ども会(佐藤邑宇士(ゆうじ)代表・合川高校2年)が12月18日(金)、市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
この賞は、継続的に青少年活動、社会福祉活動など公共の生活または地域社会に貢献する活動を行い、その活動が当該地域などにおいて高く評価され、他の青少年及び団体の模範として賞すべき個人や団体におくられるもので、昭和50年度から内閣府で実施しています。
表彰式は、11月30日に東京都内で行われた、地域における子ども若者育成支援策の一層の推進を呼びかける「青少年育成全国大会」において行われました。根子番楽子ども会は、国指定重要無形民俗文化財である「根子番楽」の継承、保存、慰問活動などが高く評価され表彰されました。
根子番楽子ども会は、毎年8月に行われる「根子番楽」の一般公開に向けて、1年を通して毎週水曜日に1時間程度練習し、地域の伝わる民俗文化財を継承しています。活動を通じて、地域の良さ、大切さを感じるとともに、自身の身体的・精神的な育成につながっており、その活動を支える保存会や家族の大切さを知ることにより、人間的な情緒の育成にもつながっています。
この日、佐藤松夫根子番楽保存会長らと市役所を訪れた佐藤代表は「小学1年から子ども会に入り、番楽の練習をみんなで続けてきたことが評価されて、とてもうれしいです。様々な場所に行って根子番楽を発表し、その地域の人たちと交流できることが楽しい。大人になっても、地域の文化を継承していきたい」などと受賞の報告と今後の活動の抱負を述べました。
また、佐藤保存会長は「とても名誉なことで地域全体で喜んでいる。これを機に保存会の活動にもはずみがつく」と受賞の喜びを語りました。
津谷市長は「受賞おめでとうございます。地域全体で継承活動に取り組んできたことが高く評価されたのではないか。地域の先輩たちが長い間脈々と継承してきた貴重な文化。後継者不足などの問題もあると思うが、頑張って若い世代に継承して残してもらいたい。市としても、機会をとらえて発表する場を増やしていきたい」などと活動を称えました。
(2009.12.18)