2009年12月18日
コンテンツ番号5517
森吉地区 移動行政懇話会
森吉地区の移動行政懇話会が12月18日、森吉コミュニティセンターで開かれ、自治会長ら約30人が出席し、津谷市長や市の担当者と財政の現状や地域要望などについて意見交換しました。
開会後、津谷市長は、市職員の不祥事についてお詫びするとともに、来年4月の市民病院の開院に向けて準備を進めていることなどを説明した上で、「限られた財源の中で安心して暮らせるまちづくりを進めるために市民の皆さまと一緒になって考える大事な機会。忌たんのないご意見を」とあいさつ。
市からの報告では、市の担当職員が、市の財政状況や災害時要援護者避難支援制度について説明し、意見交換では、質疑を含め参加者から意見、要望が出されました。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
【意見・要望とそれについての回答】
▽根森田地区では防火水槽が4つあるが、そのうち1つにヒビが入っている。有事に備えて整備が必要と思うが。
新年度予算に要望している。まだ予算が決まっていないが、前向きに検討している。
▽市から各地域に出向いて、介護予防講座を開催してもらっているが、来年以降も回数を増やして継続してほしい。
来年以降も継続する予定。職員の人数の関係もあるので、回数を増やすことができるかは調整が必要。日程を調整してできるだけ各地区を回れるようにしたい。
▽合併して市民の声が届きにくくなっている。市民の声を吸収する課を設置してはどうか。また、周辺地域を豊かにする課の設置も必要では。周辺値域を豊かにする施策を考えてほしい。
市役所の中にも、仕事に余裕がある部署、慢性的に忙しい部署がある。余裕がある場合は、役所内にいなくても積極的に集落に足を運び、集落の状況などを確認する必要があると思う。課の設置は考えていないが、困りごとなどがあったら各地区の窓口センターに相談してほしい。
▽ダムの水を利用した上水道の浄水場からの排水は無害の水と聞く。本当に無害とすれば、農業や雑用水に利用させてもらいたいが可能か。
無害の水と思うが、農業や雑用水に利用できるか調査したい。また利用の仕方についても検討したい。
▽新病院の病床数が医師不足の関係で大幅に削減されている。米内沢病院の入院もやめて診療所化するなどの報道もある。北秋中央病院で入院している方が新病院に移動してくる。阿仁も米内沢も入院をやめて本当に病床数が足りるのか。
新病院の当初計画では入院320床、医師数を31人と想定していた。現在、医師は14名で177床で4月に開院する予定。医師の確保については、運営する厚生連が責任をもって医師確保に努めているが、市も協力して進めている。米内沢病院については、新病院と重複している診療科があることと、新病院に比較的距離が近いことから、内科系・外科系に限った形にすることを検討している。県より25億円の基金が提供されることから、医師確保など有効に活用したい。
▽米内沢病院を縮小すると、今いる医師も離れていくのではないか。177床では、現在米内沢病院に入院している方は、どこに入院できるのか。
患者の立場が一番保障されるべき。米内沢病院の運営方法について早く結論を出したい。
▽市道石坂−大渕線は見通しが良いため、通行する車の速度も速く、追い越しも頻繁にある。集落の区間だけでも、追い越し・はみ出し規制をすることはできないか。
北秋田警察署に要望する。
▽市内各所で防犯灯の設置が行われたようだか、なぜ申込み制にしたのか。追加申込みはできるのか。
防犯灯の設置については、国の緊急経済対策で行われており、全自治会を対象に申込みを募った。申込みのあった101自治会すべてについて実施している。その後、追加で10自治会ほど要望があったが、市の防犯街灯設置補助金交付要綱に基づいて対応している。今後の申込みについては、市の補助金交付要綱にて対応することとなる。
▽公民館の使用料について、鷹巣と森吉で使用料が違うのはなぜか。同じような広さで鷹巣は800円〜1000円だか、森吉では3000円〜。
建物の新しさや部屋の広さによって統一すべき。ご指摘の点について調査する。
▽合川の東根田−下杉線の事業費は。そのうち市の負担はどのぐらいか。
計画では来年度から橋脚工事を行う予定。事業費は16億で国補助が65%、市の負担が35%となる。市の財政状況により、延期することも検討している。
▽移動行政懇話会の開催について、なぜだれもが忙しい時期である12月開催するのか。先ほどから「検討する」といった回答があるが、今後どのような形で回答されるのか。
今年で3回目の懇話会の開催。各地区の要望だけではなく、広く市民の声を伺い今後の行政運営に反映させていきたい。今回の時期については、適当ではなかったかもしれない。回答については広報やホームページを通じて、市民に伝達したい。
(2009.12.18)