2009年11月02日
コンテンツ番号5667
市民3人を初期消火活動等の奏功者として表彰
北秋田市消防本部は11月2日(月)、先月中旬、本市花園町の北秋中央病院で発生した火災で初期消火活動等に尽力した3人の市民に感謝状を贈りました。
奏功者として感謝状を贈られたのは、西根潤子さん(48)=団体職員、花園町=、内山太樹さん(25)=飲食店従業員、綴子字東向黒沢=、桂田弘史さん(25)=会社員、綴子字古関=、の3人。
火事が起きたのは、10月14日午後11時頃で、西根さんは、勤務する施設の利用者の付添いのため、また、内山さんと桂田さんは、友人の受診に付添い同病院を訪れ待合室で待機していたところでした。
第一発見者の西根さんは、待合室のガラス戸越しに中庭で火事が発生しているのに気がつくと、すぐさま待合者や病院関係者に火事ぶれ。また、火災を知った内山さん、桂田さんは、院内に設置されていた消火器を手に取り、身を挺して初期消火を実施、延焼を阻止しました。
通報を受けた消防隊は、火災現場が入院患者のいる総合病院、しかも深夜の時間滞であったため、大きな災害になることを想定し現場にかけつけましたが、3人の初期消火活動等により到着した時点ですでに鎮火しており、入院患者に混乱が生ずることもありませんでした。
贈呈式では、市消防本部の藤島消防長が3人に感謝状と記念品を手渡した後、「大惨事も予想したが、皆さんの素早く的確な行動により延焼を食い止め被害を最小限に抑えることができた。何より多くの入院患者に被害がなかったことが幸い。あらためて感謝を申し上げたい」と、勇気ある行動を称えました。
(2009.11.2)