2019年05月03日
コンテンツ番号3095
快晴のもと春山登山を楽しむ
登山シーズンの幕開けを告げる森吉山の山開きが、5月3日(金)に行われ、市や山岳会関係者、県内外の登山愛好者などが参加し、今年一年の安全を祈願するとともに春山登山を満喫しました。
森吉山は、市中央南部に位置する標高1,454メートルの独立峰。山頂からの眺望は四方に開け、天候に恵まれれば遠くは八甲田の峰々や岩木山など隣県の名山を望むことができます。山腹はブナ林、標高1,000メートルから山頂部まではアオモリトドマツの原生林が広がり、「花の百名山」として初夏から秋にかけて多くの高山植物が咲き誇ります。
この日は快晴のもと、山開きを心待ちにしていた登山愛好者が旧森吉スキー場駐車場を出発。参加者は、山から見える景色を楽しみつつ、残雪の多く残る山路を一歩ずつ踏みしめ、一ノ腰(標高1,264メートル)を経て森吉神社までの約4キロを思い思いのペースで登りました。
午前11時から森吉神社で神事が行われ、森吉山岳会の森川鉄雄会長をはじめとする関係者のほか、一般参加者を代表して和歌山県から参加した男性が玉串を奉てんし、今年一年の無事故と安全を祈願しました。
玉串奉てんの後、森川会長が「遭難は下山時に発生することが多い。転倒や滑落などに注意して安全に山を楽しんでほしい」などとあいさつを述べました。続いて、参加者を代表して金澤部長が津谷市長からのメッセージを紹介し「元号が令和に変わり、初めての山開きとなる。森吉山は、八甲田、蔵王とともに、世界三大樹氷としてPRしており、1月には当市で国際樹氷サミットが行われるなど、年々観光客が増えてきている。この美しい森吉山を守るためには、皆様のご協力が必要となる。今後ともご支援をよろしくお願いする」などと呼びかけました。
神事のあと参加者は、景色を観ながら参加者同士で昼食をとり交流を深めたほか、山頂を目指したり、山スキーをしたりしながら、思う存分春山を楽しんでいました。