2009年11月16日
コンテンツ番号5743
地域の医療を守る住民の会
地域の医療を守る住民の会(成田陸雄代表)が11月16日(月)、市役所を訪れ、公立米内沢総合病院の存続を求める5550人の署名簿を、津谷市長に手渡しました。
同会は、市民病院の開業にあたり、「米内沢病院の規模縮小、廃止などが心配される」として、今年6月に発足。地域住民の声と気持ちを行政に伝えるために、署名活動や住民集会を開催し、米内沢病院の存続を求めています。
10月25日に開催された「米内沢病院を守る住民集会」では、「安心して暮らせるように、一般病棟、療養病棟含め米内沢病院を残すことを求める」「医師確保のため抜本的対策をとるよう求める」などを盛り込んだ存続決議を採択しています。
この日、成田代表のほか患者や職員など16名が市役所を訪れて津谷市長に面会。成田代表が採択された決議文を読み上げて、存続を求める5550人分署名簿を市長に手渡しました。病院を利用する患者は「安心して通院できる病院を地域に残してほしい」「療養病棟は残してほしい」などと市長に訴えました。
津谷市長は「皆さんの声をしっかりと受け止めたい。形はどうあれ、米内沢地域に医療機関は必要と考えている。より良い地域医療を実現するため検討している」とし、「歴史ある病院だが、時代とともに医療を取り巻く状況も変わってきている。安全・安心な医療計画を進めるために、100%とはいかないだろうが、できる限り地域の医療課題を解決していきたい」などと答えました。
(2009.11.16)