2009年11月26日
コンテンツ番号5748
人形劇 仔やぎの会
内閣府のエイジレス・ライフ社会参加活動事例の紹介事業において、人形劇仔やぎの会(戸澤恭代表)が社会参加章(社会参加活動事例)を受章し、11月26日に北秋田保健所で、書状と楯が伝達されました。
同事業は、内閣府がエイジレス・ライフ(年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生きいきとした生活を送る)を実践している高齢者、地域で社会参加活動を積極的に行っている高齢者グループを広く紹介し、高齢期における生活の参考としてもらうため行われているものです。
このたび、社会参加章として表彰された 人形劇仔やぎの会は、平成6年に旧鷹巣町で実施していた「ホークスアカデミー」の卒業を機に結成し、当初は12人でスタートしました。童話をもとにした、幼児向け、高齢者向けの紙芝居や人形劇を、近くにある老人ホームや保育園で実施しています。紙芝居や人形劇の道具は、和裁が得意な会員が、各自自宅から材料を持ち寄り人形等を製作しています。希薄になった家族や地域のつながりの大切さを、多くの親子や高齢者などに語りかけ、時には高齢者グループでなければ覚えていない懐かしい方言も飛び出すなど楽しい演出を心掛けています。
この日、北秋田保健所(鷹巣阿仁福祉環境部)で行われた伝達式では、豊島優人鷹巣阿仁福祉環境部長より、内閣府特命担当大臣からの書状と記念の盾が、戸澤代表に手渡されました。
戸澤代表は「思いがけない章をいただき驚いています。老人施設で人形劇を披露すると、涙を流して喜んでくれる方もいる。それが会員たちの元気にもつながり、次の活動の励みになっている。会員は、年寄りばかりだが、活動意欲は若返っている。これからも、自分たちのデイサービスと思って活動を続けていきたい」などと抱負を語りました。
豊島部長は「今後とも紙芝居や人形劇を通して、地域の方々を元気づけていただきたい。健康に留意されて活動を続けてほしい」などと活動を称えました。
(2009.11.26)