2009年10月01日
コンテンツ番号5760
北秋田市民病院基本協定調印式
市では10月1日(木)、下杉字上清水沢地内の県立北欧の森公園の隣接地に建設している市民病院について、秋田県厚生農業協同組合連合会(厚生連)との間で指定管理の基本協定書に調印しました。
市民病院は、建物などは市が整備し、指定管理者が運営する指定管理者制度を導入した県内初の公設民営方式の病院で、昨年の9月定例議会で指定管理者には北央中央病院を運営する厚生連を指定していました。
市役所本庁大会議室での調印式では、津谷市長と厚生連の佐藤博身理事長が、同病院などの管理に関する基本協定書に署名、調印しました。
津谷市長は「本年4月に市長に就任以来、市民病院の課題となっている事項について真摯に取り組み、指定管理の方針転換を含め最大限の努力をして来た。本日こうして厚生連と基本協定締結に至ったことは非常に感慨深いものがある。しかし、本日の基本協定の締結は市民病院の運営の第一歩であり、開院以降も多くの問題が山積している状況に変わりない。市民の生命と健康を守ることが市の責務であり、まずは市民病院を開院し、その後、医療サービスの向上、あるいは市民病院の健全経営と着実に遂行していきたい。今後、指定管理者である厚生連と二人三脚で取り組み、北秋田市民病院を市民に信頼される中核病院として運営するためには強固な信頼関係を築くことがもっとも大切であると考える、今日この日を節目に、より緊密に良好な関係を構築することが、山積する問題解決への方策あり、結果的に市民サービスの向上につながっていくものと信じる」とあいさつ。
佐藤理事長は「本日、北秋田市民病院の指定管理に関する基本協定の締結ができましたことは、大変喜ばしい限りであり、ひとえに津谷市長のご英断と北秋田市議会の皆様のご理解による。心から敬意を表するとともに感謝を申し上げる次第であります。昨年10月に準備協定を締結してからいろいろ紆余曲折するなかで市や市民のことを考え、厚生連も構成員である農業協同組合を大事にしながら、その中で交渉をいろいろしてきた。本日の基本協定締結を契機として準備作業をよりいっそう加速させ、来年4月開院に向け万全を期したい。しかしながら、市民病院の運営については、医師不足の問題とか未稼働病床の問題など大きな課題が残っている。先行きは決して楽観できるものではないが、今後も北秋田市との緊密な連携により一つひとつ課題をクリアしていきたい。」と話した。
本日の基本協定の締結により市民病院の来春、4月の開院に向け大きく前進しました。