2009年10月31日
コンテンツ番号5833
平成21年北秋田市文化祭が開幕
(2009.10.31)
平成21年度北秋田市文化祭が10月31日(土 )開幕し、演示部門の市文化会館や展示部門の森吉総合スポーツセンターにはグループや家族連れなど大勢の 市民らが訪れ、芸能発表や作品の鑑賞で文化の秋を楽しみました。(文化祭カメラスケッチ)
午前9時30分から始まった文化会館での開会式では、はじめに三澤仁教育長が、「日本人は四季折々の季節感を美や情感として捉えるすばらしい感性を持っている。その感性がステージ発表や創作作品として発揮される二日間を十分楽しんでほしい」などとあいさつ。
続いて、平成21年度北秋田市芸術文化功労者表彰式と奨励賞授与式が行われました。文化功労者表彰は、長 年にわたり市の芸術文化の振興に貢献された方を表彰するもので、今年度は、民謡の高橋鉄五郎さんなど4人が 選ばれました。
また、奨励賞は優れた芸術作品などを創作された方などに贈られるもので、佐藤スゲ子さんら個人3人が受賞 しました。
表彰では、津谷市長が一人ひとりに賞状と記念品を手わたした後、受賞の栄誉を称え、「合併後の文化祭は、4地区が相互にさまざまな活動の成果を紹介できる大きな機会となっている。受賞者の皆さまには、健康に留意され、ますます精進してほしい」と期待の言葉を寄せました。
この後、受賞者を代表して文化功労者の高橋鉄五郎さんが、「受賞にはたいへん驚いた。今後も努力を 重ね、多少なりとも市民の皆様に喜んでいただきたい」と謝辞を述べました。
開会式の後、記念公演として日本の古典芸能の一つ「能仕舞」が米内沢宝生会によって披露され、仕舞と謡で格調高く二日間の幕を開けました。
発表では、筝曲や日舞、子どもたちによるバレエ、民謡や大正琴、詩吟など各団体が日頃の練習の成果を披露 し鑑賞に訪れた市民らが、それぞれに大きな拍手を送っていました。
一方、展示会場の森吉総合スポーツセンターでは、公民館講座や自主活動などで制作した絵画や写真、パッチ ワーク、陶芸、切り絵などの作品、小中学生の絵画、書道作品などが展示され、家族連れなどがじっくりと見入 っていました。
明日11月1日(日)は、演示部門が北秋田市文化会館で午前9時30分から午後4時まで。展示部門は森吉総合スポーツセンターで午前9時から午後5時までとなっています。(プログラム(出演団体)、会場間シャトルバス運行日程等・協賛行事等
の詳細はこちら)
【平成20年度北秋田市芸術文化功労者】
[個人]
-
高橋鉄五郎さん(本城字御嶽)
昭和55年米内沢民謡研究会結成以来、会長として民謡の活動、普及・指導にあたる。 昭和58年にグループ民謡大集会で優勝以来、数々の全国大会で成績を収め、現在も精力的に活動されている。 -
佐藤泰子さん(根田字家ノ下)
昭和62年にリズムダンスクラブを発足、ダンス指導にあたりダンス活動を定着させる。 合川芸術文化協会加盟から12年にわたり、副会長、会長を歴任し、現在合川支部長および地域文化交流会実行委員長として芸術文化の向上に貢献されている。 -
菊地ナツさん(羽根山字屋布岱)
旧合川町誕生以来、婦人会活動に参画、昭和42年から20年間副会長として婦人の地位向上に尽力。 栄養改善リーダー学級代表12年間中、食生活の改善に努める。 昭和63年より流派を問わない「合川町茶道同好会」を結成し、会長として茶道の普及、発展に貢献するとともに、俳句作りにも専念し、平成12年「幻魚500号」記念俳句会では新人賞受賞。
【平成21年度北秋田市芸術文化奨励賞受賞者】
[個人]
-
戸嶋弘文さん(坊沢字屋敷)
昭和59年合川マンドリンクラブ創設以来、長年にわたり各地でマンドリンの普及・指導に励まれ、地域のマンドリン普及に貢献されている。 平成7年には鷹巣マンドリンクラブを創設されて以来、現在も演奏会、福祉施設訪問などボランティア活動を継続されている。 -
佐藤スゲ子さん((元町)
書道歴は長く、これまでにも「さきがけ書道展」などでの入選歴があり、今回初めて秋田県美術展覧会へ出展。平成21年秋田県美術展覧会書道部門に入選。 -
鎌田幸蔵さん(坊沢字堀切)
退職をきっかけに5年ほど前から篆刻をはじめ、2年前から全国模刻展にも挑戦し、入選。北秋田篆刻同好会所属。平成21年秋田県美術展覧会書道部門に初出展で入選。 -
桜庭勇二郎さん(坊沢字屋敷)
篆刻歴は20年ほどで本格的に始めたのは12〜13年前から。全国模刻展でも複数回入選し、北秋田篆刻同好会所属。平成21年秋田県美術展覧会書道部門に初出展で入選。