2009年09月13日
コンテンツ番号5910
第7回北秋田市たかのす太鼓まつり
(2009.9.13)
「第7回北秋田市たかのす太鼓まつり」が9月13日、綴子・大太鼓の館野外ステージで開かれ、大勢の太鼓ファンらが迫力ある演奏とパフォーマンスを楽しみました。
イベントは、市観光協会や綴子上町・下町大太鼓保存会など各太鼓団体で組織する「北秋田市たかのす太鼓祭り実行委員会(村井松悦実行委員長)」が主催。今年は市内から7団体と、男鹿市から「なまはげ郷神楽(さとかぐら)」がゲスト出演しました。
この日は、午前中まで時折雷を伴う強い雨が降って開催が心配されましたが、開始時刻の午後1時までには天気が回復し、秋晴れの中太鼓まつりが行われました。
開会式に先立ち、プログラム最初の綴子下町大太鼓保存会がトップを切って登場しました。ステージに、ギネスブックで認定された直径3.71メートルと3.44メートルの2張りの大太鼓が現れると、会場には小さなどよめき。この2張りの演奏とステージせましと舞う3匹の獅子踊りで、会場を楽しませました。
開会式では、はじめに村井実行委員長が、「祭は楽しくなければ祭ではありません。皆さんの熱い声援で太鼓を叩く人達の魂を揺さぶってステージと皆さんが一体となって祭を盛り上げてください。今日は太鼓の醍醐味を充分味わってほしい」などとあいさつ。
この後、プログラム順に、婦団連たかのすふるさと太鼓、北秋田ドラムサークル、森吉山麓火まつり太鼓、婦団連鷹巣すずめ踊り、鷹巣はやし普及会、婦団連ふるさと子ども太鼓が登場、力強い演奏と華麗なパフォーマンスを披露し会場からは大きな拍手が送られていました。
今年のゲスト団体、なまはげ郷神楽は、その名の通り、なまはげが太鼓を演奏します。演奏途中ステージから降りて会場を回るなまはげに、子どもたちは恐がって泣き出し、その姿と泣き声に会場は大盛り上がりでした。
また、今年は大太鼓を叩く体験ができる「ふれあい太鼓」が新しく行われ、綴子上町・下町大太鼓保存会の会員指導のもと、来場者は普段叩くことのできない綴子の大太鼓を叩き、太鼓の大きさと、大太鼓ならではの腹に響く太鼓の音を体験していました。
最後は、綴子上町・下町大太鼓保存会合同演奏が行われ、日頃ライバルの両集落の大太鼓が一緒に演奏することはなく、上町・下町の大太鼓4張が並んで演奏するのは、この大太鼓まつりならではの競演でした。