2009年09月16日
コンテンツ番号5915
米内沢小・前田小合同で歌劇鑑賞
(2009.9.16)
米内沢小学校(佐藤高義校長、児童175人)と前田小学校(原田敏美校長、児童84人)の合同で、文化庁主催の「本物の舞台芸術体験事業」としてオペラ『カルメン』の公演が9月16日(水)、米内沢小学校の体育館で行われ、米内沢小の児童8名と女性教諭1名が舞台に参加しました。
同事業は、小学生から高校生までが芸術文化団体によるワークショップ、舞台での共演などに参加して本物の舞台芸術に触れる機会を提供するとともに、優れた舞台芸術の鑑賞を通して芸術を楽しむ心をはぐくみ、豊かな情操を養うことを目的としています。
全国各地の小中学校などが各県教育委員会などを通じて文化庁へオペラや文楽、オーケストラなど公演の依頼を行い、公演スペースなどの審査を経て開催校が選ばれます。今年度、県内では今回の公演のほか3校で「オペラアーツ振興財団」がオペラを公演します。
米内沢小では7月28日にワークショップが開かれ、同校の6年生の有志8人と女性教諭がオペラの一幕に出演することとなり、同財団の演劇指導を受けながら練習を重ねてきました。
公演は同財団が県内で行う4公演の初回で、両校の児童や父兄が体育館に集まり、ロマン派・フランス歌劇の代表作として世界的に人気の高い『カルメン』の日本語公演を鑑賞しました。『カルメン』はスペインを舞台に、ジプシー女カルメンと町の衛兵ドン・ホセの愛憎を描いた歌劇です。
米内沢小の女性教諭は第二幕冒頭の酒場のシーンに登場し、闘牛士エスカミーリョとともに歌い踊るジプシー役で、華やかな舞台を演出しました。また、児童8名は第4幕の冒頭部「闘牛士の行進」でチルドレン役を子供らしく、元気に歌い・演じていました。
客席で鑑賞する児童たちや父兄は歌が終わるたびに大きな拍手を送り、時折「ブラボー!」と声を上げて歌劇を楽しんでいました。