2009年08月15日
コンテンツ番号6575
平成21年度北秋田市成人式
(2009.8.15)
平成21年度北秋田市成人式が8月15日(土)、北秋田市文化会館で開催され、新成人たちが大人としての自覚と責任を新たにしました。
今年の対象者は、昭和63年4月2日から平成元年4月1日に生まれた442人(鷹巣地区258人、合川地区77人、森吉地区69人、阿仁地区37人。昨年比37人増)。うち約338人が出席し、午後2時30からの式典に臨みました。
式典には新成人のほか、市及び市教育委員会、市議会、民生児童委員などの関係者、また、卒業当時の中学校長、担任教諭らが出席し、祝福しました。
君が代斉唱のあと、津谷永光市長が、「一人ひとりが思いやりと感謝の心を持ちお互い認め合い、人を愛する気持ちを、皆で高め合うことによって、安定した社会生活が営めるもの。成人になられた機会に、自分自身の心を今一度見つめ直して、成人の意義を十二分にかみしめ、社会の一員として恥ずかしくない行為、行動をしてほしいと切に願います。皆さんには、ふるさと北秋田に誇りと愛着をもち、常に北秋田のことを心に留め、活躍してほしい」などと新成人に期待の言葉を述べました。
また、近藤健一郎県議会議員、北林丈正県議会議員、吉岡興市議会議長がそれぞれ「悔いのない人生を歩んでほしい」、「自分の信じる道を、一歩ずつ歩んでほしい」、「いいことも、悪いことも何度も気吸収してほしい。その上で、物事を選択し、自分を作り上げてほしい」などと新成人を激励しました。
記念品贈呈の後、新成人を代表し、楢岡千明さん(米内沢)が、「私たちが今日、成人式を迎えることができたのも、両親をはじめ、先生、友人、地域の方々のおかげです。心から感謝いたします。高校を卒業、新しい環境で生活し、戸惑いや不安も多くありました。親のやさしさに素直になれず、喧嘩も多かったけど、短大を卒業し、地元に就職、再び実家に戻ってきたとき、初めて素直に『二十年間育ててくれてありがとう。これからもよろしくね』と言えました。今まで『ありがとう』や『ごめんね』という言葉が照れくさくて、かっこ悪い気がして、なかなかうまく伝えられなかったけど、今では大切な言葉と感じています。北秋田市は、私たちのふるさとであり、一番心の落ち着く大切な場所。雇用や高齢化など問題は簡単に解決できるものではないけれど、私たちきちんと向き合っていかなければならない。生れ育ったこの地に少しでも貢献していきたい」などと誓いました。
式典終了後の記念講演では、シンガーソングライターの本城奈々さん(本名:九島奈々恵 北秋田市出身)が、「Music Arch〜未来へ〜」と題し、歌や音楽に対する思いや歌手活動の経験談などを語りました。
本城さんは、北秋田市本城出身の23歳。幼少の頃から、ピアノ、ダンス、合唱などを習い、高校時代はバンドボーカルとして活躍。現在は、ソロで東京都内のライブハウスなどを中心にシンガーソングライターとして活動中です。2009年3月「GAL'S POP CONTEST」に出場し、審査員特別賞を獲得。2009年6月に初のマキシシングル「いつか」をリリースしました。
本城さんは、「成人を迎えられた皆さん、心からお祝い申し上げます。私も、高校卒業後、地元を離れ就職したけど、とても悩んでいた。母親に『何がやりたいの、なにが好きなの』と言われ、『歌いたい。歌がやりたい』との気持ちで、働きながら歌の活動を続けてきた。周りの人たちの理解と協力があって、今私がここで歌っていられる。皆さんの未来が、ピカピカに輝いた未来になりますように祈っています。そして、私たちの世代が力を合わせて、明るい未来を作っていきましょう」と先輩の体験談と同世代の気持ちを語りました。
演奏は、前半はピアノの弾き語り、後半はサポートメンバーを交えてバンドスタイルの演奏。初のマキシシングル「いつか」、「笑って」、「心に息」などのオリジナル曲やカバー曲、7曲の生歌を披露し、歌と共に夢を追う勇気や希望、素晴らしさを伝えました。
この後、新成人たちは、ホールで記念撮影をした後、友人や恩師らとの再会を喜び合いながら、それぞれの出身の地区などで旧交を深めました。
新成人に二十歳の抱負を聞きました
-
大川 裕(おおかわゆたか)さん=米内沢、会社員≪森吉地区出身≫
友人と共に支え合い、両親の支えのおかげで、成人式を迎えることができました。今後は感謝の気持ちを忘れず、社会に活かせるように努力したいです。 -
佐藤 奈々恵(さとうななえ)さん=弘前市、大学生≪鷹巣地区出身≫
社会における自分の役割を理解し、人々を支えられるような人間になりたいです。また、常に感謝の心を大切にしたいです。学ぶ精神を持ち続け、少しずつでも自分を向上させられるよう日々努力します。 -
津谷 俊(つやしゅん)さん=坊沢、消防士≪鷹巣地区出身≫
成人式を迎えた今、私が社会人として心掛けたい事。それは、家族、友達、支えてくれた人達への感謝の気持ち。社会人としての行動の責任。そして、何事も全力で行い、自分の人生をより良いものにしていきたい。 -
赤石 愛子(あかいしあいこ)さん=下杉、幼稚園教諭 ≪合川地区出身≫
家族など、周りの皆さんの支えのおかげで成人式を迎えることができました。これからは、社会人としての責任感を持ち、周りの人を大切にできるひとになりたいと思います。 -
片岡 新(かたおかあらた)さん=東京都、会社員≪阿仁地区出身≫
自分の行動に責任を持ち、成人という自覚ももって生活していきたいと思います。将来の夢は日頃からお世話になっている両親や祖父母を支えていけるような社会人になることです。