2009年08月26日
コンテンツ番号6582
大館市の佐伯守康さん
(2009.8.26)
綴子大太鼓をメインに世界の太鼓を展示している大太鼓の館に8月26日、大館市の佐伯守康(もりやす)さんがモロッコ民族楽器「トバイラ」1張を寄贈しました。
寄贈されたモロッコ民族楽器トバイラ(別名タムタム)は、陶器で作られた器にラクダの皮を張った太鼓で、高さ約30で、直径約25と約18の2つの太鼓が連結されています。小さい太鼓が高音、大きい太鼓が低音で、両手で叩き演奏します。側面には、フェズブルーと呼ばれる青を基調とした模様が描かれています。(フェズとはモロッコの都市名で、かつての首都)
寄贈セレモニーで佐伯さんは「トバイラは、見た目も美しい陶器とラクダの皮を使ったモロッコの太鼓です。大太鼓の館に展示している世界の太鼓の1つとして、多くのみなさんに見てもらいたい」などとあいさつ。
寄贈に対し、佐藤副市長が「珍しい太鼓を寄贈していただきありがとうございます。大太鼓の館では、世界の珍しい太鼓や打楽器を展示しています。さっそく寄贈していただいたトバイラを展示して、広く太鼓の知識と理解の普及に務めたい」とお礼を述べました。
佐伯さんは、パソコンを使った音源制作を仕事としている関係で、今回寄贈されたトバイラをはじめ世界の打楽器などの収集をしており、世界各地の太鼓約20張を所有しているそうです。また、佐伯さんは、インドのタブラーという楽器を使った演奏活動もしています。