2009年08月28日
コンテンツ番号6584
北秋田市戦没者追悼式
(2009.8.28)
北秋田市戦没者追悼式が8月28日(金)、市文化会館で行われ、参列した遺族、関係者らが黙とうと献花などで戦没者の死を悼むとともに、平和への誓いを新たにしました。
戦没者追悼式は、第2次世界大戦で亡くなった市出身者を追悼し平和を祈念しようと開かれているもの。市内の戦没者は約1700名。この日は、遺族ら約250名が黙とうや献花などで戦没者の冥福を祈りました。
式典では、君が代斉唱、戦没者への黙とうの後、はじめに津谷永光市長が「先の大戦が終わりを告げてから64年の歳月が過ぎ去った。我々は、今日の繁栄と平和な生活はあの悲惨な歴史を教訓として培われたものであることを決して忘れることはできない。かけがいのない肉親を失ったご遺族のお心は、半世紀以上経過した今日も、痛恨の情が癒えることはない。市政もまた御霊の厚い加護の元、着実に進展している。世界の恒久平和と人々の幸福を願いつつ、一層努力することを誓う」などと式辞を述べました。
続いて、県知事代理の長岐哲行北秋田地域振興局長、吉岡興市議会議長が追悼のことばを述べました。
また北秋田市遺族連合会の山内清種会長は、「戦没者の中には、自ら戦闘機に搭乗したもの、命令によって搭乗したものなど戦地に向かう状況は色々あったが、皆最後は肉弾となって散っていったことは、とても勇気のあること。心より感謝申し上げる。昨今、国では靖国神社の代りに追悼施設を作るなどと議論しているが、遺族会としては許されない。英霊の皆さまのご加護を心から祈念します」と追悼のことばを述べました。
この後、津谷市長、遺族会代表らがステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族らもホール内の献花台に献花し、手を合わせて冥福を祈りました。