2009年07月05日
コンテンツ番号6768
奥羽本線糠沢駅改築記念式典
(2009.7.5)
奥羽本線糠沢駅改築記念式典が7月5日(日)、同駅駅前で開催され、地域住民らが新駅舎の完成を喜びました。
糠沢駅は、地域の駅舎建設請願運動により昭和31年に建設、その後昭和62年にコンテナを利用した駅舎に改築され、地域交通の拠点として利用されてきましたが、コンテナを使った駅舎は老朽化に伴いこのほど新駅舎に改築され、7月1日から新駅舎での運用が開始されました。
新駅舎は、綴子地区の伝統芸能「綴子大太鼓」をイメージした斬新なデザインで、直径3.9メートル幅3.7メートルと、ギネス認定の綴子下町の「世界一の大太鼓」(直径3.71メートル)とほぼ同寸法の大きさです。
記念イベントとして、綴子下町の大太鼓(3番太鼓=直径2.47メートル)が同駅に到着の列車に合わせ打ち鳴らされ、また、同駅で下車した、JR東日本の企画イベント「駅からハイキング〜大太鼓の里を大太鼓とともに歩く」の参加者31人も、一緒に新駅舎完成を祝いました。
午後12時30分から行われた式典では、主催者を代表して長谷川弘JR鷹ノ巣駅長が「地域に根ざした駅舎という思いもあり、糠沢駅は地域の皆様のご賛同を得まして、綴子大太鼓のデザインの駅舎として完成しました。来年東北新幹線が青森駅まで開通することにより、この地域にもたくさんの観光客が訪れ、この駅舎により北秋田市の活性化になればと願います。どうか地域の皆様、この駅舎を可愛がって末永くご利用ください」とあいさつ。
続いて、斉藤彦志商工観光課長が「糠沢駅の新駅舎完成おめでとうございます。綴子大太鼓の里にふさわしい、すばらしい駅舎を作っていただき感謝します。新駅舎は、大太鼓とほぼ同じ大きさで、この地域の大きなシンボルになると思います。今日は、全国各地からJRの企画『駅からハイキング』に参加された方もお越しですので、ぜひこの地のすばらしさを大太鼓とともに歩き、感じてください」と祝辞を述べました。
式典の最後に、新駅舎の完成を祝いくす玉開披が行われました。開披には、糠沢地区を代表して長年同駅の除雪作業に従事している玉造玉男さん、駅からハイキングの参加者を代表して東京都から参加の三田実さん、長谷川鷹巣駅長、斉藤商工観光課長の4人が合図とともに紅白の綱を引いてくす玉を割りました。
式典の後、住民らに紅白餅が振る舞われ、また、JRの企画イベント「駅からハイキング」では、参加者は大太鼓とともに糠沢駅を出発し大太鼓の館までの約6キロを歩き、さわやかな汗を流していました。