2009年07月07日
コンテンツ番号6764
行政協力委員全体会議 各地区で開催
(2009.7.7-10)
北秋田市行政協力委員の平成21年度全体会議が7月7日(火)、鷹巣地区から始まりました。会議では、市からは内陸線の乗車運動、住宅用火災警報器の設置などについて協力をお願いしました。
行政協力委員は、広報紙の配布、市と住民との連絡調整などの職務を持つ、非常勤特別職の公務員で、北秋田市では、鷹巣地区116人、阿仁地区39人、森吉地区69人、合川地区52人の合計276人が委嘱されており、毎年各地区で全体会議が開催されています。
7日鷹巣地区、8日阿仁地区、9日森吉地区、10日合川地区の全体会議が行われます。
全体会議では、はじめに津谷市長が「平素より広報紙の配布や行政情報の周知、連絡調整などにご協力いただき、あらためて感謝申し上げます。市に関する様々な情報を、市民の皆さんと、共有していきたいと考えている。市民と同じ目線で物事を考えていくとともに、市が抱えている問題等についても皆さんにできるだけ早くお伝えして共有していきたい。今日は、行政への率直なご意見、ご提言をお願いしたい」などとあいさつ。
続いて、市職員が行政協力委員制度や広報紙等の配布等について説明。前述に関する質疑応答のあと、内陸線の乗車運動のお願いや防犯街灯更新事業の要旨を説明しました。また、消防本部から市内の火災発生状況や住宅用火災警報器の設置促進などについて説明し、市政全般にかかる質疑応答が行われました。
各地区での質疑応答の内容は下記のとおりです。
【鷹巣地区全体会議】
7月7日 13時30分〜 市中央公民館 出席者72人
- 各集落への案内板設置について進行状況は
今年度内に実施する予定。現在計画中です。 - 市民病院へのアクセスは有料か。有料とすれば鷹巣地区からの料金は。
有料。鷹巣駅から病院は440円。大野台駅から病院は190円。 - 防犯灯設置に係り、蛍光灯は実施するとのことだか、木柱の交換については実施するか
鷹巣地区は、交換が542件、新規設置が64件、木柱関係が50件ほどの要望がある。すべて実施する予定です。 - 火災警報器の設置について、補助金の交付は22年3月までとなっているが、それ以降の設置に対する補助はないか
少しでも早く設置してもらいたいとの理由で交付期限を設定した。期限以降の補助については、市内の設置状況等を見ながら検討したい。 - 市民病院説明会に係る通知について、周知する期間が短いのでは。また、回覧するにあたり必要な枚数が配布されなかった
説明会については、当初7月を予定しておりましたが「市民の皆さんに、病院の状況を少しでも早くお伝えしたい」との思いから6月20〜21日に実施した。そのことにより、周知する期間が短くなってしまい、急な対応になってしまったことをお詫びいたします。回覧部数については、再度確認し、充分な枚数を届けます。
【阿仁地区全体会議】
7月8日 13時30分〜 阿仁山村開発センター 出席者24人
- 行政協力委員の報酬は、郵便局以外の銀行や農協など金融機関の通帳のみが指定されており、自治会で持っている郵便局の通帳には振り込みができなく、やむなく個人の通帳に振り込むと所得税が引かれ、それから自治会の通帳に移しているので、都合が悪い。
郵便局で手続きすることにより、現在の郵便局の通帳に他の金融機関と互換性がある口座番号を新たに取得することにより、その口座番号を市へ登録頂ければ、郵便局の通帳に振込は可能。 - 機構改革により森吉に建設部と産業部が移転したことが影響しているかわからないが、昨年から比べ市役所職員の内陸線通勤利用者が減少しているとのことだが、なにか理由はあるのか。
現在50人が利用している。機構改革により米内沢駅と森吉庁舎を結ぶバスを運行しているが、仕事の関係で時間が遅くなるなどして、内陸線の時間に合わなく利用できない例などがあり、利用が伸びていない一因でもある。 - 内陸線は、23年度までに年60万人の利用と経常損失2億円としているが、今年度はどのくらい乗車人数を見込んでいるか。
今年度いくらということは見込んでいない。県と再生総合事業を進めているところ。 - 沿線自治会などに内陸線の回数券購入の協力を呼びかけてほしい。
先般行われた合川の自治会長会では、まだ具体的な取り組みはないが今後検討するとのことでした。市としても協力していくが、皆さんの自発的な取り組みも必要と考えますので協力をお願いします。 - 市から乗り合いタクシーの実証試験依頼があったが、現在4回病院に行っている方だと月約4000円の負担になる。現在無料の病院送迎バスを利用している年金生活者には、負担になる。
乗り合いタクシーの実証試験にご協力していただきたかったわけですが、費用を伴うということで、他の方法で考えられないか検討中です。 - 阿仁地区に消防団用の小型ポンプ車が配車になったが、今後の予定は。
各分団に1台づつとして計画しているが、市の財政と相談しながら検討していく。 - 今年花菖蒲まつりは中止になったが、今後市では菖蒲園をどのように考えるのか。
現在菖蒲園は荒瀬自治会に管理をお願いしています。22年度については縮小も含めて協議中です。 - 防犯灯の低電力化照度アップ事業の調査について、自治会に通知がきた調査期間が非常に短くて十分な調査ができなかったが、なぜこのように期間が短いのか。
この事業は、国の緊急経済対策事業という特殊な縛りの中で、非常に短い期間で事業をすることになり、皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。 - 福祉センターの階段がきつく、年配者にとってはつらい。支所が縮小になったので空きスペースをうまく利用し、階段を上がって用事をしなくてもいいようにできないものか。
利用実績など調査をさせて頂きながら検討していきたい。
【森吉地区全体会議】
7月9日 13時30分〜 森吉コミュニティセンター 出席者42名
- 借家住まいの住民で、自治会に入らない世帯にも広報配布をしなければならないのか。
原則、全世帯配布ですので配布方よろしくお願いしたい。 - 担当区域に市営住宅があり、区域を把握しづらいため、以前から市のほうに出入りがあった場合、連絡をもらえるよう話しているが未だに何もない。また、入居する時に市から自治会への加入を働きかけられないか。
個人情報の問題で入居者の情報を提供できなかったと思われますが、今後は市民生活課が窓口となり何らかの対応をしていきたい。また、自治会加入については、入居の際にその地区の自治会の情報をお知らせするようにしたい。 - 内陸線の米内沢駅前の投光機が点燈されず暗いため、自治会に管理を任せてもらえるよう、内陸線に申し出ているので市からも働きかけてもらいたい
市からも内陸線のほうに働きかけます。 - 市から公文書で依頼があり、こちらからも公文書で要望等を報告しているのに、市からは正式な回答、返答はないのは。
事実関係を調査して、公文書で回答します。なお、案件によっては回答、返答の対象とならない事案もあります。(国・県等からの依頼による調査、アンケート、市の計画策定のための調査など) - 現在、阿仁川の災害復旧工事が行われているが、災害復旧対象にならない場所でも浸食が激しくできれば同時に工事してくれるよう県の担当に申し入れたところ、同時に工事はできないが市からの要望があれば今後の河川改修の対象としやすいと言われたので、市からも要望してもらいたい。(米内沢仮設橋左岸上流部)
地元から市に対して要望書を提出願ったうえで、国、県に対して要望していきたい。 - 森吉山ダム湖周辺整備計画はどうなっているのか。
現在、周辺利用方針に基づく整備計画を、周辺基盤整備工事はダム工事事務所、上物工事及び利活用経費は市とする方向で検討を進めています。
【合川地区全体会議】
7月10日13時30分〜 合川庁舎会議室 出席者37名
- 今回の「防犯灯の低電力化・照度アップ事業」に申込むにあたり、集落の防犯灯を確認したところ確認数量と東北電気安全保安協会からの数量に相違があるのは。その場合追加での申し込みはできるのか。
数量の違いについてはリストをいただき、事実確認をします。また、事業量の追加については予算上の問題もあり困難です。 - 火災報知機の義務化の猶予期間が平成23年5月31日でが終わるが、市として設置状況を把握しているのか。
自治会による共同購入や新築家屋については把握できていますが、それ以外の個人購入等については把握できていないので、設置状況の調査方法を現在検討中です。 - 火災報知機設置義務化施行まで設置助成を継続できないか。
20・21年の2年限りとして事業を実施いますが、21年度の設置状況で事業の継続を再考したい。 - 内陸線の二次アクセスの実証期間は、また期間が終了した場合はどうなるのか。
期間は1か月ですが、利用状況を見て期間延長等を検討します。 - セントラルロードの歩道の路面破損が激しく、車道を通行したり、くぼみに足を取られて怪我をするなど危険な状態なので早急に対応してくれるよう県にお願いしているが、市からもお願いしてもらいたい。
市としても以前から要望しているが、引き続き、強く振興局に要望します。 - 自治会管理の街灯でも公共性の高いものについては市からの助成をお願いしたい。
他地域からも要望があるので検討します。