2009年07月11日
コンテンツ番号6766
第18回米代川花火大会
(2009.7.11)
秋田県内では最も早い時期に開催される恒例の「第18回米代川花火大会(藤本忠実行委員長)」が7月11日(土)、米代川河川公園を会場に開催され、約2万5千人の見物客が夜空にきらめく光の宴を楽しみました。
大会は、昭和の合併以前に旧鷹巣町で開かれていた花火大会を鷹巣町観光協会(現北秋田市観光協会)が平成3年、鷹巣中央公園桜まつりのメインイベントとして36年ぶりに復活させ、その後会場を米代川河川敷に移して開催されています。当初は6月に開かれていましたが、大館能代空港が開港した平成10年からは開港日の7月18日を記念し、この時期に開催されています。主催は市観光協会、商工会、北秋田市などで作る実行委員会。
最近では打ち上げられる花火の数も増え、県内では大曲、能代の花火大会に次ぐ規模となっています。今年は約3千発が打ち上げられました。
この日は前日の雨の影響や、時折ふる雨で天気が心配されたものの、夕方には雨も上がり穏やかな花火日和となりました。会場には明るいうちから家族連れなどが続々と訪れ、観覧席となった河川公園のグラウンドや堤防の周囲も開会セレモニーの始まった午後7時過ぎには見物客で埋まりました。
会場には多くの露店も出店。また観覧席では、家族連れやグループが持ち込んだ料理などを広げてくつろぎながら打ち上げを待ちました。
開会セレモニーでは、藤本実行委員長が「100年に1度と言われる不景気の中で今年もこうして開催できたのは、市民をはじめ協賛いただいた企業の皆様の支援と協力があったからこそ。この花火大会は、県内で最初に行われる大会。みなさんどうぞゆっくり楽しんで」などと歓迎のあいさつ。続いて、津谷市長、近藤、北林両県議会議員、伊藤公夫市商工会長のあいさつの後、鷹巣祗園太鼓100人打ちが行われました。
午後7時30分開始号砲が鳴り、まだ日没後の明るさがうっすらと残る中「カラフルライトファンファーレ」と題し、色とりどりの連発花火が夜空を焦がすスターマインで口火が切られました。
この後、4号から10号の割物花火、華やかなスターマインなどが次々と打ち上げられ、漆黒の夜空を華やかに彩りました。また子どもたちは、チョウチョやハンバーガー、ハートの形に開く花火など趣向を凝らした創作花火に歓声を上げていました。
また、綴子・高野尻地区の有志で作る「高野尻万灯火(まとび)会」が今年も万灯火を使った仕掛けで協力。今年は「北秋田市民の力 宝物」と浮かび上がった火文字の前を、万灯火で型どられた道産子が内陸線を引いて動くというもの。市章も添えられるなど鉄筋を使った細かい工作での火文字の演出に会場から大きな拍手が送られていました。
フィナーレは「明日への希望を大空に」と題したナイヤガラ付の超特大スターマイン。会場全体を明るく浮かびあがらせるほどの色とりどりの連射花火がダイナミックに夜空を焦がし、会場からは拍手と歓声が沸き起こっていました。