2009年07月16日
コンテンツ番号6774
宇佐八幡宮綴子神社鎮座1350年式年大祭記念式典
(2009.7.16)
宇佐八幡宮綴子神社(武内尊英宮司)鎮座1350年式年大祭記念式典・記念講演が7月16日(木)、綴子小学校で行われ、市民ら約250人が参加し、節目の年を祝いました。
同神社は、第37代斉明天皇5年(659年)創建(豊前國旧官幣大社・宇佐神宮分社)の由緒沿革で、旧比内郡の総社として、東北地方最古の八幡宮ともいわれています。境内の内館文庫(県指定史跡)には、平安時代からの古書文献を所蔵し、氏子による大太鼓・獅子舞の奉納行事は鎌倉時代から行われています。
今年は、同神社が創建1350年の節目の年にあたることから、例祭並びに式年大祭が行われ、1929年以来80年ぶりに、獅子舞や奴踊りなどの奉納行事を上町・下町の両方が同日奉納しました。
記念式典では、「国歌斉唱」と「敬神生活の綱領の唱和」のあと、武内宮司は『式年大祭を無事終えられたのは、総代会、実行委員会の皆さまご尽力おかげ、心から感謝申し上げます。平成19年に宮司として就任させていただきましたが、県外の大社に数年いただけの小生を「宮司さん、宮司さん」と受け入れていただいた氏子さんたちのあたたかいお心に心底感銘いたしております。式年大祭に携わったすべての方々のご奉仕、ご奉賛に対して厚く御礼申し上ます』などと式辞。
続いて、佐藤吉彦県神社庁長は「我々の先祖が様々な災いの中、1350年のあいだ、綴子神社を守ってきたことを覚えておかなければならない。神社がなければ村の繁栄や郷土芸能などの発展はなかったのではないか。また、上町・下町が争うことなく、大太鼓の大きさなどを競い合い双方努力してきたことが村の繁栄に繋がった。これからも末長く、地域の皆さんが綴子神社とともに歩んでほしい」などと祝辞。
大盛況だった高橋克典さんの記念講演
特別記念講演には、俳優の高橋克典さんが登場。女性たちの黄色い声援が会場に響きました。高橋さんは、父親が綴子出身の縁で招かれたもの。講演は高橋さんと釣形神社(能代市)の小笠原千賀子宮司とのトークショー形式で行われました。
高橋さんは、「昔より鷹巣駅やまち並みがきれいになった。来るたびに自分のルーツがここにあるとを感じる」と鷹巣や綴子の印象を語り、俳優の仕事については「映画やドラマはその内容の専門用語や固有名詞を覚えるのが大変。また、言葉から感情が伝わるように話す演技が難しい。故・緒方拳さんや市原悦子さん、北野武さんなどと共演させてもらったが、大物といわれる方々は集中力がすごい。普通の会話をしていても、数秒後には役になりきってしまう」などと芸能界の裏話を披露しました。