2019年05月24日
コンテンツ番号3082
有事の際には迅速な対応を
「県民防災の日」に合わせ、5月24日(金)に市内各所で防災訓練が行われ、参加者は有事の際にとるべき行動を確認し合いました。
この日市内で行われた訓練は、県内陸北部を震源とする震度6強の直下型地震が発生し、鷹巣地区のみちのく子供風土館の来場者が多数負傷したことを想定して実施され、北秋田市役所に災害対策本部を設置し、被害情報の収集など本番さながらの訓練が行われました。
北秋田市文化会館では、地域住民や市の職員などが参加し、避難・通報訓練や、避難場所設置運営訓練、救急訓練が行われたほか、みちのく子供風土館炊事場から出火したという想定の下、消防による火災防ぎょ訓練が行われました。
訓練終了後には、参加した地域住民が消防から初期消火の説明と、消火器を実際に使いながら取扱いの訓練を受けました。
閉会式では、中嶋誠消防長が「地域住民の避難訓練では、近隣住民の安否確認を行ってもらった。災害時すぐに公的救助が受けられない場合、この共助の活動が避難に手助けを必要とする人たちの被害を軽減させるためにきわめて有用だと考えている。自衛・消防隊訓練では、短時間で被害の把握や通報、避難誘導、救助活動などを行ったが、災害時は効率よく安否確認を行い迅速な避難誘導が大事であり、勤務する職員は被災状況を把握し、消防などに逐一報告してほしい。消防本部としても、防災行政の推進にいっそうの努力を重ね、安心、安全な地域社会の構築にまい進していきたい」などと講評を述べました。