2009年06月05日
コンテンツ番号6803
ノロ川牧場入牧式
(2009.6.5)
ノロ川牧場の入牧式が6月5日(金)、森吉山麓高原のノロ川牧場で行われました。 森吉山麓高原は、平成10年に開催された第12回日本ジャンボリーの会場にもなったところで、現在78haが牧場として利用されています。 放牧される牛は、畜産農家8軒の赤毛和牛や黒毛和牛50頭ほどで、10月上旬まで自然環境のなかで飼育されます。
入牧式では、北秋田市森吉畜産改良組合の金勝彦組合長が「畜産を取り巻く状況は、飼育者の高齢化や飼料の高騰等でとても厳しい。また、ノロ川での放牧は今年が最後となるが、下牧するまで事故のないようまるまると育ってもらいたい」とあいさつ。
続いて、北秋田地域振興局熊谷譲農林部長が「畜産は農業のベースで、食の安全・安心の面でも必要、恵まれた大自然のもとで見事に成育して秋には無事、飼育農家のもとへ帰ることを願います」などと祝辞を述べたあと牧場に向けて放牧の安全を祈願しました。
この日放牧された牛は予定されている一部の20頭ですが、さっそく新緑が広がる牧場に散らばって悠々と牧草を食んでいました。 ノロ川牧場の放牧頭数は年々減少傾向にあり、市の担当者は、牧場再編により今年でノロ川牧場の放牧は終了するが、畜産農家の経営安定のためにも事故等が無いように努めたいと話していました。