2009年05月01日
コンテンツ番号6839
第80回メーデー、鷹巣地区の2会場で開催
(2009.5.1)
労働者の祭典メーデーが5月1日、鷹巣地区の2会場で開かれ、参加した企業や自治体の労働者が、集会とデモ行進で働く者の権利やスローガンを訴えました。
メーデーは1886年(明治19年)5月1日、アメリカ各地で8時間労働制を求め35万人の労働者がストライキに立ち上がったことが起源。1890年5月1日には、アメリカの労働者のたたかいにヨーロッパが応え、世界的な労働者の祭典としてのメーデーが誕生しました。日本でも今年で80回目を迎えます。
米代児童公園を会場として開催された、「第80回メーデー鷹巣地区集会(佐藤章雄実行委員長)」には、全国年金者組合鷹巣支部、高教組、秋北新聞労組など8つの労働組合の70人が参加し、それぞれ、各組合の団旗や、要求・主張を訴えるプラカードを手に公園に参集しました。
集会でははじめに、主催者を代表して佐藤委員長があいさつに立ち、「昨年秋に降って湧いた、大企業を始めとする労働者の派遣切り、リストラの嵐は年を越しても治まらず、その嵐は地方の関連会社も直撃し、慢性的な不況の影響もあって現役の労働者にとっては、賃金ダウンの不安、雇用の不安が広がっています。私たちは、労働者が豊かになることが社会の豊かさに繋がることを信じ、労働者の使い捨てを許さないたたかいをしていくことを改めて確認したと思います。」などとあいさつ。
続いて米内沢病院労組の代表者が、労働者の権利や地域を守るための決意を表明。この後、「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」とのスローガンの確認をし、雇用など地域の問題などを織り込んだメーデー集会宣言を採択後、参加者は児童公園から松葉町、大町と市街地をデモ行進し、沿道の市民らに平和や労働者の権利を守る決意を強くアピールしました。
また北秋田市交流センターでは、北秋田市職員労働組合、秋田県職員労働組合、全林野労働組合など5単組から約150名の組合員が参加して、北秋田地区では初めての「第80回メーデー連合北秋田地区集会(金英則実行委員長)」が開催されました。
集会では、金委員長が『すべての働くものの連帯で、「平和・人権・労働・環境・共生」に取り組み、労働を中心とする福祉型社会と自由で平和な世界をつくろう』とあいさつ。
続いて東北メタル労組代表による決意表明後、スローガン、集会宣言を採択したあと、参加者全員による「ガンバロ-」を三唱して気勢を上げ、その後、交流センターから市役所前まで「賃上げ」と「雇用の確保」を求めるシュプレキコールをしながらデモ行進し、「鷹巣地区集会」と同じく、沿道の市民らに平和や労働者の権利を守る決意を強くアピールしました。