2009年05月02日
コンテンツ番号6837
阿仁マタギ駅から観光馬車が運行開始
(2009.5.2)
阿仁マタギ駅から打当温泉間を走る観光馬車の運行開始式が5月2日、阿仁マタギ駅前で行われ、地域住民や関係者らがテープカットをして新たな名物の誕生を祝いました。
この観光馬車は、市観光協会(藤本忠会長)が内陸線の利用促進と阿仁マタギの里に新たな魅力を加えようと馬車の運行を企画し、市内で建設業を営みながら趣味で馬を飼っている藤原久雄さん(脇神)の協力を得て実現したものです。
馬車は、鉄製のフレームに大人10人が座れる木製の座席と、屋根に幌が取り付けられた本格的なもので、すべて藤原さんが作製。馬車を引く馬は、藤原さんが孫を喜ばせようと飼育していた北海道産のメス4歳で、名前は「初姫」。 内陸線阿仁マタギ駅から打当温泉まで、約2キロの道のりを20分程かけて運行します。
運行開始にあたり藤本会長が「この地域は奥阿仁として全国的には知られている所ですが、観光の面では遅れていると思う。この観光馬車をひとつの起爆剤として、内陸線利用と合わせ1人でも多くの観光客がこの地に来てもらえるよう、皆さんと協力しながら地域の活性化に結び付けたい」とあいさつ。
続いて、テープカットが行われ、初めての乗客となる10人を乗せて観光馬車の運行がスタートしました。 乗客らは、春うららかな天候のもと、心地よい馬の足音とゆっくりと流れる新緑の風景を楽しみました。
観光馬車第1便に乗車した方の内、潟上市出身で千葉県千葉市の榊原弘顕さん夫妻は、実家の両親と4人で乗車。榊原さんは「内陸線の旅を堪能しようと阿仁合駅でフリー切符を購入する際、駅員から馬車の運行があると聞き乗ってみた。馬車はじめての経験だったがとてもよかった。車では味わえない魅力があった。馬はポクポクと馬車を引き思ったより速かった」と感想を話していました。
観光馬車は、連休期間中の5月2日から6日までは毎日運行。その後は土日祝日とし、11月13日まで運行する予定です。運行時間は、内陸線到着時刻に合わせ、阿仁マタギ駅10時5分発、12時20分発、13時25分発、15時36分発の1日4便。料金は、中学生以上1000円、小学生500円、小学生未満は300円。料金には保険料が含まれます。
◎お問い合わせ
北秋田市観光案内所「四季美館」 電話0186-75-3355