2009年05月08日
コンテンツ番号6842
3市営牧場の先陣を切って鷹巣牧場で放牧開始
(2009.5.8)
3市営牧場(鷹巣・ノロ川・高津森)のひとつ鷹巣牧場で平成21年度の入牧式と安全祈願祭が5月8日(金)、栄地区・堤沢地内の同牧場で行われ、赤牛(褐毛和種)と黒牛(黒毛和種)の成牛23頭、子牛4頭、の合わせて27頭が放牧されました。
鷹巣牧場は総面積が87haで、うち草地部分が約24haの林間放牧場で、旧鷹巣町時代の平成3年から同牧場の利用組合(佐藤良一組合長、22組合員)によって放牧が続けられています。
午前11時から看視舎で行われた安全祈願祭には、利用組合の佐藤代表ほか泉健太郎産業部長、組合員、及び鷹巣町農協の関係者らが出席。はじめに、拝礼とお神酒による献杯で1年間の安全を祈りました。
続いて入牧式が行われ、泉産業部長が、「市は牧場の再編を進めており、現在の3牧場から2牧場にするため、今年度は高津森牧場の草地改良を実施し、牧場の機能強化と入牧能力を高めます。国内の肉用牛の生産環境は厳しいが、行政も農家と一緒にこの局面を乗り切るため取り組んで行きたい。」とあいさつをしました。
また、佐藤組合長が、「畜産農家を取り巻く環境は厳しいが、これをバネとして組合員みんなでがんばろう。」などとあいさつしました。
このあと、衛生検査を受けた牛たちは、手綱がはずされ、囲いの扉が空けられると勢いよく飛び出し、数頭づつの群れになって牧場内を元気に歩き回り、草をはんでいました。
この飼育方法は、夏は緩やかな傾斜の山地に放たれて草をはみ、冬は里で舎飼いされる「夏山冬里方式」で、牛の健康と肉質の向上・農家の省力化に適した繁殖経営方式といわれています。
放牧は10月末まで行われます。