2009年05月26日
コンテンツ番号6875
「県民防災の日」防災訓練
(2009.5.26)
昭和58年5月26日の日本海中部地震から26年目となる「県民防災の日」の5月26日、市では災害に備え防災訓練が行なわれ、有事に備え体制や役割などを確認しました。
訓練は、午前10時00分、秋田県北部を震源とする震度6強の直下型地震が発生し、市役所では2階給湯室から火災が発生し、事務所の天井が剥がれ落ち、ロッカーの転倒により負傷者が多数発生、さらに救助を必要とする職員並びに地震により地上に避難できず、屋上に逃げた職員も数名いるとの想定で実施されました。
地震発生後、館内放送による災害発生の周知、庁舎内の被害状況及び負傷者の確認と来庁者の非難誘導、市役所自衛消防隊本部の設置、火災発生による自衛消防隊による初期消火の実施など地震発生時における対応マニュアルにそって訓練が行われました。また、この訓練では火災の鎮火、負傷者の救助と併せてエアーテント及びトリアージシートで現地救護所を設置、負傷者の介添えを行うなど現地トリアージも実施されました。
防災訓練の最後に、津谷市長から訓練に参加した職員に対して「常に市職員として自覚を持って有事に備えて、市民が安全で安心して暮らせるよう努めてもらいたい」と訓示がありました。また、藤島消防長から「避難してきた後での、本部機能の充実が大切で、いつ、どこで、どのような災害が発生するか分からない、緊張感を持って日々の職務に望んでもらいたい」と講評がありました。
地震や火災など、災害はいつ起きるかわかりません。災害が起きたときは、あわてずに情報を正しく確認、伝達し、地域のみなさんと一緒になって行動することが大切です。そのためにも、日頃の備えや避難場所を確認しておきましょう。
秋田県は、昭和58年5月26日に発生した「日本海中部地震」を風化させないために、 5月20日から26日までの1週間を「県民防災意識高揚強調週間」に定めており、5月26日を「県民防災の日」として毎年訓練を行っているほか、この週間中に訓練を行うよう働きかけています。