2009年05月26日
コンテンツ番号6876
調停委員功績で
(2009.5.26)
元調停委員の石田洋子さん(71歳・栄字中綱)が、このほど藍綬(らんじゅ)褒章を受章し5月26日(火)、市役所を訪れ、津谷市長に受章を報告しました。
石田さんは、昭和63年10月から平成20年9月までの20年間、秋田地裁大館簡易裁判所所属の調停委員として民事、家事調停に尽力しました。
この日、津谷市長に受章を報告した石田さんは「受章には本当にびっくりした。褒章の状には日本国天皇より授与と書かれており、本当に私でいいのかという思い」と受章の気持ちを語りました。また、「最近は多重債務の相談が非常に多くなっている。自分ではどうしようもなくなって、うな垂れて相談に来る方がほとんど、多重債務などという状況をつくらない社会を作っていくことが大切」などと述べました。
津谷市長は「受章おめでとうございます。これからも多方面にわたり活躍を期待しています。また、豊富な経験と知識を活かし、地域が明るく元気になるよう協力してほしい」と受章を称えました。
【調停委員】
調停とは、私人間での紛争を解決するために、裁判所(調停委員会)が仲介して当事者間の合意を成立させるための手続です。
調停委員は、裁判官または調停官と共に調停委員会のメンバーとして、当事者双方の話合いの中で合意をあっせんして紛争の解決に当たっています。
調停委員は、調停に一般市民の良識を反映させるため、社会生活上の豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人の中から選ばれます。具体的には、原則として40歳以上70歳未満の人で、弁護士・医師・大学教授・公認会計士・不動産鑑定士・建築士などの専門家のほか、地域社会に密着して幅広く活動してきた人など、社会の各分野から選ばれています。平成17年現在,全国で約2万人の調停委員がいます。