2009年05月28日
コンテンツ番号6880
北秋田地域振興局と北秋田市との意見交換会
(2009.5.28)
県と北秋田市が行政課題の解決を図ることを目的とした「北秋田地域振興局と北秋田市の意見交換会」が5月28日(木)、北秋田市役所で開かれ、道路整備や農業振興、教育環境整備など多岐にわたって意見を交換し合いました。
意見交換会は、合併後の平成17年度から毎年開かれているもので、今年で5回目の開催。地域振興局から長岐局長ほか総務企画部、県税部、農林部、鷹巣阿仁福祉環境部など各部・機関の部長及び所長、担当者など、市側からは、津谷永光市長、ほか各部長、局長、担当者など合わせて約31人が出席しました。
津谷市長、長岐局長のあいさつのあと、市及び地域振興局から、事前に出された依頼事項に対する回答をそれぞれ述べ、さらに質疑や要望を交換し合う形で会議が始まりました。
その主なものは、北秋田市は県から市への事務委譲率が全県の市の中でもトップレベル。今後も引き続き受け入れ検討を消費契約に伴うトラブルなどが増えているため、消費トラブルを迅速かつ適切に処理する体制を大館能代空港は平成14年度をピークに利用者が減少しており、県は利用者数増加に向けての取組みを進めている。市でも引き続き協力を県では日本一健康な県づくり事業を推進している。市でも協力を「1集落1戦略団地推進事業」に係る関係集落営農組織への協力指導について阿仁川河川復旧工事に一層のご協力を、など15項目。
これに対し、市からは各担当部長及び市長が回答。その要旨は、受け入れ態勢を整備し、検討したい本年度に職員を研修会に参加させ、次年度より専門相談員を設置市としても継続的に市民・職員等に空港利用について周知しており、今後も利用者増加に向けた取組みに全面的に協力していきたい市は、各地区に保健協力員を配置しており、県と連携しながら協力員を活用して推進したい複合作目による経営強化は必然であり、関係機関と連携を図りながら取り組みたい出来る限りの協力をするので、早期完成をお願いしたい、と市の対応について述べました。
一方、北秋田市からは県に対し、道路整備を中心に、市民病院への精神科医師の派遣、教育分野では特別支援教育支援員の配置など9項目について要望しました。
市からは珪藻土の搬出に利用される矢坂糠沢線の整備促進大館鷹巣線の田沢地区までの整備延伸一般国道285号線の米内沢橋歩道部への防風、防雪柵の設置。これに対し、小田建設部長は、厳しい財政状況では事業化は困難、安全・安心の確保の観点から、局部的改良を実施していきたい昨年度工事実施に向けた調査・設計を終えており、今年度は米内沢橋下流側への防雪柵設置工事を実施、などと答えました。
このほか市では、市民病院への精神科医師の派遣について要望しました。これに対して、鷹巣阿仁福祉環境部の豊島優人部長が「北秋田地区の精神科医師不足の現状については、十分に承知しているが、県としても現体制では医師を派遣することは困難。しかし、県としても医師確保のため様々な施策を推進しているとこであり、北秋田市民病院の常勤医の確保に向け、北秋田市及び厚生連と一体となり、 全力を挙げて取り組んでいきたい」と回答。
また、小中学校の障害児教育を支援する「特別支援教育支援員」やスクールカウンセラー配置の要望については、北教育事務所担当者が、「国には配置に係る予算措置を今後も継続して強く働きかけたい」「スクールカウンセラーは、特定の学校への増員配置は難しいが、広域的に活動できるカウンセラーが北教育事務所に配置されており、活用をお願いしたい」などと答えていました。