2009年05月29日
コンテンツ番号6883
北秋田市議会第3回臨時会
(2009.5.29)
平成21年北秋田市議会第3回臨時会が5月29日、市議会議場で開かれ、上程された議案2件と、議員発議案1件が原案どおり可決されました。
議案審議に先立ち、先の臨時会の人事案件で同意された佐藤唯直副市長と、同じく教育委員に同意され、教育委員の互選で選任された三澤仁教育長がそれぞれ発言を求め、佐藤副市長は「北秋田市第2代目の副市長として、誠に光栄の至りであるとともに、責任の重さを痛感しています。微力ではありますが、ふるさと北秋田市のため市長を補佐し、市職員共々全力を尽くす所存でございます」と述べ、三澤教育長は「平成21年4月16日で職を辞したものでありますが、皆さまのお陰でここに立ち就任のあいさつができることを、大変ありがたく思っています。気持ちを新たにして、これまで取り組んできた政策や課題、また新たな政策や課題に向かって全力を尽くして頑張る所存です」と就任のあいさつをそれぞれ述べました。
引き続き、三澤教育長が発言を求め、5月26日午前7時40分頃、鷹巣南小児童18名、鷹巣南中生徒6名を乗せたスクールバスが追突事故を起こし、体調不良を訴えた児童8名と、事故現場を集団登校中で追突事故の際に破片物があたった吉野学園の児童3名の、合わせて11名の児童が救急車で病院に搬送され、また、事故後通常の授業を受けていた南中学校の生徒6名の内、1名が体調の不良を訴え病院で診察を受けたことを報告しました。三澤教育長は「同日、事故に遭われた児童生徒の保護者に対し、南小学校において説明会を開き、事故の概要、未然防止のための安全対策について意見交換をするとともに、お詫びをしました。今日現在、すべての児童生徒は健康状態に異常はなく、これまで同様元気に学校生活を送っているが、今後も慎重に経過観察をしていくことにしています」と説明しました。
上程された議案は、▽北秋田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について(議案第67号)、▽北秋田市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について(議案第68号)の2件。 また、議員発議案は、▽北秋田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(発議案第8号)の1件。
議案第67号は、人事院勧告及び秋田県人事委員会の意見申出の趣旨を尊重し、一般職の職員に支給される平成21年度6月期の期末手当及び勤勉手当について、暫定的に支給を凍結することが適切であるとの判断に基づき、期末手当を0.15月と勤勉手当0.05月、計0.2月の減額措置を講じる改正条例案を提案するもの。
議案第68号は、議案第67号の特例措置を講ずることを考慮して、市長及び副市長に支給する平成21年6月の期末手当についても、0.15月減額を行う措置を講ずるため提案するもの。
議員発議案第8号は、同じく市議会議員に支給する平成21年6月の期末手当についても、0.15月減額するための特例措置を定めるために提案するもの。
議案第67号について、議員から、「今回の人事院勧告は、制度始まって以来のルールー無視の勧告。このルール無視の勧告について、どのように人事院ならびに県の人事委員会へ対処したか」などと質問があり、「市では景気動向を計る委員会等の制度がないので、従来どおり人事院あるいは県人事委員会の勧告を踏まえた上で、県内市町村の動向を推し測ざるを得ない。人事院や県に対し、この件について特別どうであるとか意見は言っていない」などと答弁がありました。
審議された議案2件、議員発議案1件は、簡易裁決により可決されました。