2009年04月05日
コンテンツ番号6896
(2009.4.5)
北秋田市消防団(鈴木由太郎消防団長)と婦人消防隊による一斉放水訓練が4月5日(日)、市内各地区4か所で行われ、制服姿の団員たちが有事に備え、本番さながらの動きで訓練に臨みました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春の火災予防運動の時期に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が吉田堤の市内4か所。
このうち鷹巣中央公園で行われた鷹巣支団(鈴木栄副団長)の訓練は、消防団10分団と婦人消防隊計293人及び消防本部職員が参加。団員らは、肌寒い早朝の訓練にもかかわらず、中央公園大堤の西側の岸辺にポンプ車や小型動力ポンプを設置、午前7時、一斉放水開始の合図となるサイレンが響きわたると、堤の中央部に向かって勢いよく一斉放水し、水のアーチが連なりました。
閉会式では、岸部市長代理として統監を務めた工藤信夫総務部長が、「指揮命令が的確でとても感心した。日ごろより市民の生命、財産を守る活動に従事していただき、深く感謝申し上げる。これからも訓練に励んでいただき、有事の際に訓練の成果が発揮してほしい」などとあいさつ。
続いて、鈴木消防団長が、「春は、火を扱う機会が多くなる。有事の際は、今日の訓練の成果を発揮してほしい。火災への備えはもちろん、日々の巡回などの実施で万全の態勢をとり、市民の信頼を得られるよう努力してほしい」と訓示しました。
放水訓練のあとは、消防署や各分団の広報車で市内を巡回し、市民に火の取り扱いには十分注意するようを呼びかけました。
4月に入りましたが、朝夕は寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具などを利用する機会が多く火を使用する機会が多い季節です。空気が乾燥しており、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。