2009年04月16日
コンテンツ番号6908
(2009.4.16)
任期満了で退任する岸部陞市長の退任式が4月16日、市役所で行われ、たくさんの市民や職員に見送られて、市役所をあとにしました。
佐藤修助副市長、三澤仁教育長も、市長の退任に伴い辞職願を提出し、同日岸部市長とともに退任しました。
岸部陞市長は、平成15年に旧鷹巣町長選挙で初当選。平成17年には、4町合併を推進し初代市長に就任しました。新市の基礎づくりに尽力したほか、秋田わか杉国体や全国植樹祭など全国規模のイベントを開催し成功に導きました。また、地域医療の再編と市民病院の建設を推進し、10月の開院に道筋をつけました。
佐藤修助副市長は、旧合川町長から新市の職務執行者に就任。初代市長が就任するまで新市のかじ取りに尽力しました。副市長(助役)就任後は、岸部市長を全面的に支え、市の発展の貢献しました。
三澤仁教育長は、旧鷹巣町教育長から新市の教育長として就任。「知・徳・体の調和を目指す教育力向上」をモットーに北秋田市の教育発展に尽力されたほか、学校再編計画を策定し将来的な教育力の向上に功労されました。
この日、午前9時から市長の事務引継が行われ、岸部市長から先日の市長選挙で当選した津谷永光さんに、現在進めている重点施策等を中心に業務全般の事務引継が行われました。
その後、退任式が行われ、岸部市長は参集した幹部職員らを前に「合併当初は各旧町からの事業を引きついだ形でスタートしたが、実際それぞれの事業を進めていくと色々と困難なこともあったが、職員の皆さんのおかげで乗り越えることができた。心から感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べました。
また、「豪雨災害では、職員の頑張りに市民が理解を示して、市民と一体となり復旧を進めることができた。復旧のさなかに開催された秋田わか杉国体では、全国からの選手の受入れ等、市民の皆さんにも大変ご協力をいただき成功に導くことができた。北秋田市を元気にするには、市民が元気でなければならない。設備の整った市民病院の役割は非常に重要。開院までにさらに立派な病院になるよう事業を進めてもらいたい。北秋田市の第1楽章を無事終えることができたと思う。第2第3楽章とさらに北秋田市が発展できるよう頑張ってもらいたい」などと4年間を振り返り退任のあいさつを述べました。
佐藤副市長は「市の草創期に携われたことは、大変光栄。市民の一体化を図り、ひとつの市として共通意識を持つことができ、市の方向性ができたと思う。行政が続く限り、課題や問題はあるが、解決に向けて頑張ってほしい。皆さんのおかげで職務を全うできた。心からお礼を申し上げます」とあいさつ。
三澤教育長は「教員という学校現場から行政の仕事に携わることになり、当初はわからないことばかりで職員の皆さんには大変ご迷惑をおかけした。皆さんのおかげで、毎日が楽しく幸せな日々を送らせてもらった。心から感謝申し上げます」とあいさつしました。
職員から花束が贈られたのあと、市役所玄関前では、市長らを見送ろうとたくさんの市民や職員が集まり、握手を交わしながら労いの言葉をかけて、大きな拍手で見送りました。岸部市長は、職務を全うし安堵した表情で、笑顔で市民らに応えながら市役所をあとにしました。