2009年03月07日
コンテンツ番号7093
(2009.3.7)
〜第10回子どもたちの伝承芸能発表会〜
第10回子どもたちの伝承芸能合同発表会が3月7日(土)、市交流センターで開かれ、鷹巣地区の4地区の子どもたちが、地域に伝わる伝承芸能を披露し、約250人の観衆から大きな拍手を浴びました。
青少年育成北秋田市民会議鷹巣支部(千葉文吉支部長)の主催。伝承芸能に取り組んでいる子どもたちにその成果を披露してもらい、活動を市民に広く紹介するとともに、激励することで郷土に対する誇りを持たせ、健全な成長を願うことなどを目的として平成11年度から毎年開催されてきました。
同会議では、市内の福祉施設利用者を招待し、交流と慰労の場としており、この日も、ケアタウンなど市内9つの福祉施設の利用者160人が招待されました。
開会式では千葉支部長が、多くの高齢者を前に「伝統芸能は長い時間をかけて今の姿になった。出演者の皆さんは、代々伝わってきた芸をパワーを込めて披露して。また、観客の皆さんは自分の孫たちだと思って見てあげて欲しい」などとあいさつ、発表が始まりました。
出演したのは、鷹巣祇園太鼓振興会(鷹巣中央小学校チーム)、綴子下町子ども会(獅子踊り)、鷹巣南小学校(七日市奴踊り)、竜森小学校(上舟木駒踊り)の4団体。まず、トップバッターとして15人の鷹巣西小学校鷹巣祇園太鼓チームが軽快かつリズミカルに鷹巣祇園太鼓を演奏し、拍手を浴びると、続く鷹巣南小学校は、七日市地区に伝わる「奴踊り」を発表。赤い襦袢に腹掛け、足袋と豆絞り姿でさぎり奴、扇奴、廻り奴などいつくもの演目軽やかに演じました。
また、綴子大太鼓で有名な綴子下町の子ども会は、親獅子が子獅子を探す所作を表現していると言われる下町の獅子踊りを3頭の"子"獅子が会場せましと飛び跳ねるように踊り、観衆も大人顔負けの演舞に感心して見入っていました。
トリをとったのは、今年度で閉校し、鷹巣南小学校と統合する竜森小学校の子どもたち。同小としては最後となる駒踊りを元気よく披露しました。6人は、「6頭」の駒が、戦国の騎馬武者さながらに、騎馬に見立てた衣装を激しくゆらしながら熱演し、観衆も惜しみない拍手を送っていました。