2009年03月19日
コンテンツ番号7029
北秋田市上小阿仁村病院組合議会
北秋田市上小阿仁村病院組合議会の定例会が、3月19日(木)、公立米内沢総合病院で開かれ、平成20年度病院事業会計補正予算と21年度病院事業会計予算が可決されました。
審議に先立ち、岸部管理者が行政報告を行い、「21年度は20年度とほぼ同じ診療体制とする。老人保健施設は入所見込みが少ないため開設を見送る。10月1日から一般病床44床、療養病床40床とする。医師は非常勤医師を含めると9.8名の予定。医師の採用について打診しているが結果を得ていない。今後も医師の確保に努力する」と今後の運営方針を述べました。
平成20年度病院事業会計補正予算(第4号)は、収益的支出で、病院事業費用を4199万6千円減額して総額を18億775万3千円とし、資本的収入で固定資産売却代金117万8千円を追加して総額を1億395万6千円とするものです。
病院事業費用の減額の内訳は、看護師等の退職と燃料費等の経費の減額。資本的収入は、凍結切片薄切装置を北秋中央委病院へ売却するもの。平成21年度病院事業会計予算は、病床数を9月30日までは252床とし、10月1日から、北秋田市民病院の開院に伴い、病床数を84床とするとともに、入院、外来を含めた年間患者数を9万8829人とする業務量を予定し、病院事業収益を15億2260万4千円とし、病院事業費用を16億5861万3千円とするものです。
また、資本的収入は企業債、出資金で1億2608万8千円とし、資本的支出は、建設改良費と企業債償還金で1億1824万円とするもの。 病院事業収益は、医業収益、医業外収益、訪問看護・指定居宅介護支援事業収益など。病院事業費用は、職員給与のほか、各種設備の保守点検委託、減価償却、支払利息、訪問看護指定居宅介護支援事業費などとなっています。
審議では、「派遣職員給与費の収入があるが職員を厚生連へ派遣する計画か」「10月から病床数が激減するのに職員数が変わらないのはなぜか」などと質問があり、これに対して岸部管理者と中村事務局長は、「厚生連へ派遣するということではない」「現在実際に利用されている125床に対応している職員数であり変更は考えていない」などと説明しました。
このほか、一般職員の期末手当、勤勉手当の削減率を定める規則の一部改正と職員の給与に関する規則の一部改正が報告されました。 議案は、簡易採決によりいずれも原案のとおり可決されました。
(2009.3.19)