2009年02月03日
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各保育園などで節分行事
2月3日は節分。市内の各保育園、幼稚園でも恒例の豆まきが行われ、園児が鬼退治をして災厄を払い、一年の無病息災を願う日本の伝統行事を楽しみました。
立春の前日、季節を分けるこの日に豆を撒くことには、、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるとされ、北秋田市内でも米内沢神社で豆まき行事が行われているほか、保育園幼稚園、児童クラブなどで子どもたちを対象とした豆まきが恒例となっています。
このうち、合川李岱のあいかわ保育園(木本直子園長、園児数172人)では、手作りのお面をかぶった3歳から5歳の園児約120人がお遊戯室に集合し、先生から「豆まきは心の中の鬼を退治すること。鬼を追い払うと、強く良い子になれます」などと、豆まきの意味などを教わりました。
同保育園では、毎年大豆で豆まき行事を行っており、はじめに園児らが鍋で豆を炒って「福豆」を準備しました。豆が、子どもたちの持つ折り紙で作った入れ物に豆が分けられると、先生が扮した鬼が登場。またこの日は保育体験学習で同園を訪れていた合川中学校の3年生28人が鬼の役などで行事をお手伝いしました。
子どもたちは、「鬼は外、福は内」と元気いっぱいに掛け声をかけながら鬼めがけて豆を投げつけ、部屋の外に退散させると、「やっつけたよー」と笑顔で先生に報告していました。
また、鷹巣東保育園(下山眞知子園長:園児数52人)でも、園児が節分の由来などを学びながら、豆まきを楽しみました。
子どもたちは、自分でつくった鬼のお面を頭にかぶって参加。先生から紙芝居等で節分の由来を学んだあと、年長児が先生から「自分の中にはどんな悪い鬼がいますか」と聞かれ、「食いしん坊鬼がいます」「パソコン好きな鬼がいます」などとみんなの前で告白しました。
この後、年少児から順番にステージ上に置いた"怒りんぼ鬼""いじわる鬼"などの顔を描いた箱に向かって、「鬼は外!福は内!」と大きな声で落花生をまきました。 園児たちが、ステージに向かって元気よく豆をまいていると、後ろから先生扮する本物の鬼が「うぉぉぉ!」と大声を出しながら登場。園児たちは、目を丸くしてびっくりした様子でした。鬼に向かって「鬼はそとー」元気よく豆をぶつける子や恐怖で先生に抱きついて泣いてしまう子など遊戯室は大いに賑わいました。
豆まきで鬼が外に退散したあと、福の神が登場し、ひとり一人が年の数だけ豆をもらいました。最後に、節分の歌を全員で大きな声で歌い、自分の中から鬼が出ていったことを喜んでいました。
(2009.2.3)