2009年02月14日
コンテンツ番号6894
各種手作り餅、漬物などの特産品も
第15回鷹巣もちっこ市が、綴子・大太鼓の館駐車場の特設テントを会場に14日から始まり、手作りの餅や各種特産品などを買い求める人々でにぎわっています。
北秋田市鷹巣物産協会(村井松悦会長)と市観光協会(藤本忠会長)の主催。観光客が遠のく冬季間の誘客を図ろうと開かれているもので、新しい小正月行事として定着しています。
この日は朝からあいにくの風雨となったことから、開会行事は大太鼓の館ホールで行われました。はじめに、岸部市長ほか物産協会、観光協会、JA、商工会などの関係者が神事に参列し、玉ぐしを奉てんし、誘客とイベントのにぎわいなどを祈願しました。
神事のあと村井会長が「15年間継続してこれたのも、地域のみなさんのおかげ。もちっこ市の大きな目的は自分たちの作ったものを売る地産地消化。県内では、三内のいぶりがっこなど、香港をはじめ外国に出荷している物産もある。アイデアで秋田の食の底力を示し、また、知恵を絞って全国に売り込めるよう努めたい」とあいさつ。
また岸部市長が、「昨年の今頃は豪雨災害の復旧に追われていたが、その豪雨による客土効果で昨年はミネラル分も豊富なおいしい米もできた。その米で作った餅は地域の特産をPRする良い宣伝材料にもなる。今年は災害などもなく穏やかな年であることを願っている」などと祝辞を述べました。
セレモニーの後、大太鼓の館玄関ホールで商売繁盛や家内安全などを祈願して餅まきが行われ、集まった50人ほどの人々がご利益にあずかろうと、まかれた紅白の餅に手を差し伸べていました。
市(いち)の会場となっている駐車場内に設営されたテントでは、干し餅や切餅、お焼き、大福餅といった各種の手づくりの餅から白菜漬けや高菜漬けなどの漬物類ほか、肉の煮込み、うどんなど地元の特産品がズラリと並べられ、大勢の人たちでにぎわいを見せています。
また、会場では鷹巣阿仁青年会議所(黒滝隆謙理事長)のメンバーによる餅つきが行われ、おしるこが無料で振舞われているほか、大太鼓の館では綴子大太鼓保存会による大太鼓の実演が行われ訪れる人を楽しませています。
(2009.2.14)