2009年02月19日
コンテンツ番号6866
内陸線利用促進説明会
市では、内陸線の利用を促進するため各地区住民を対象に2月17日から説明会を開催し、児童生徒の定期乗車など積極的な利用を要請しています。
このうち18日(水)、森吉コミュニティセンターで行われた森吉地区の説明会には、森吉中学校のPTAを中心に約20人の住民が出席、内陸線の運営状況や存続を維持するための乗車協力に関心を深めました。
はじめに佐藤修助副市長が、「内陸線は仙北市と連携して存続させることになったが運営状況は厳しい。地元の利用がなければ維持は困難。北秋田市、仙北市の職員や地域振興局の職員も定期利用に協力し、首都圏の文化人も存続のための運動を展開している。赤字を2億円以内に抑えていくためには年間60万人の乗車の確保が課題。児童生徒の7万人の利用をめざしたいので中学生の定期利用についてもご協力を」とあいさつ。
続いて市の担当者が内陸線の運営状況の概要を説明し、「他の交通機関と連携しながら駅までの2次アクセスの利便を確保するための検討を進めている」と協力を要請しながら出席者から意見や要望を求めました。
出席者からは「内陸線の職員が要請に来ないのはおかしい」「運賃の割引などサービスの向上を工夫すべき」「駅周辺の子供が対象というが人数も限られており他の地域の友達といっしょに(バスで)通学したいという希望もある」「駅周辺の範囲が不明確」「教育委員会で徒歩での通学を決めて実行してきたのに急に内陸線の利用をといわれても戸惑う」「休日や部活後の送迎はどうなるのか」「生徒に回数券を支給しては」「桂瀬駅の向かい側をホームとして利用できるように」などの意見、要望が出されました。
これに対し副市長や担当者は、「北秋田市長は内陸線の社長でもあり、市として側面から支援しなければならない。内陸線の職員は限られており説明に出向く余力はない」「定期については補助金を交付する」「21年度中に2次アクセスのプランを作成して試行しながら最善の方法を考え、22年度から実施していきたい」「部活後の送迎についてはスクールバスで対応していく」「駅の利用を変更するには国土交通省の許可が必要」「指摘された課題は今後検討して改善を図っていきたい」「内陸線を利用することによって郷土を愛する心も養われる」などと説明し内陸線利用への協力を訴えました。
同様の説明会は、17日に阿仁地区で開催されたほか、19日には大阿仁地区、20日には合川地区でそれぞれ開催されます。
(2009.2.19)