2009年02月24日
コンテンツ番号6862
マタギの里観光開発の濁酒「マタギの夢」
第4回全国どぶろく研究大会で、マタギの里観光開発株式会社(北林昭男代表取締役社長)が濃醇(のうじゅん)の部に出品した濁酒「マタギの夢」が最優秀賞を受賞し、2月24日に市役所を訪れ、佐藤副市長に受賞を報告しました。
全国どぶろく大会は、2月21日から22日に山形県飯豊町(いいでまち)で開催されました。コンテストには15道府県のどぶろく特区で製造された65銘柄が出品。淡麗の部、濃醇の部の2部門に分かれて審査され、最優秀賞1点、優秀賞3点、入賞4点、特別賞1点を決定しました。
市では、平成17年に「マタギ特区」の認定を受けて、マタギの里観光開発が濁酒の製造、販売に取り組んでいます。濁酒は、あきたこまちの白米を蒸し冷ましたものに、米こうじ、乳酸、酵母などを混入し、地元森吉山麓の清らかな沢水とともに熟成し、約2週間程度でできあがります。白くてトロっとした口当たりが特徴で、日が経つにつれてまろやかな味となります。
報告に訪れたのは、北林社長と泉明博(濁酒製造責任者)さん。泉さんは「同大会には3回目出品だが、最優秀賞という素晴らしい評価を受けて大変嬉しい。うちの濁酒は『甘くて、辛くて、さらっとして、飲みやすい』のが特徴。市民の皆さんにもぜひ味わってほしい」などと報告。
報告を受けた佐藤副市長は「受賞は、マタギ特区の認定を受けてから、仕込みや製造過程などの改良に取り組まれた努力のたまもの、これからも観光客や市民の皆さんに、美味しい濁酒を安定供給できるように頑張ってほしい」などと受賞を称えるとともに今後の活動に期待を寄せていました。
濁酒「マタギの夢」は、打当温泉マタギの湯(阿仁打当)で1合(180ミリリットル)450円で販売しています。量り売りのため、濁酒を入れる容器を持参することが必要。濁酒のほか、どぶろくを活用した「どぶろくソフトクリーム」や「シカリラーメン」、「どぶろく漬け」などの商品があります。
(2009.2.24)