2009年01月02日
コンテンツ番号6791
2009年大太鼓叩き初め
新春恒例の「大太鼓たたき初め」が1月2日、大太鼓の館で行われ、4張の綴子大太鼓が1年の景気付けに大音響をとどろかせました。
たたき初めは、大太鼓の館とぶっさん館への招客、施設での無事故などを祈願するため毎年2日に行われているもので、綴子上町・下町の大太鼓保存会、また市、市議会、観光・物産関係者らが出席、また、一般の見学者も含め、およそ100人がセレモニーを見守りました。
はじめに岸部市長が、「北秋田市では今年、木質バイオエタノールという新しいエネルギーを世界で初めて安価に製造する実証プラントを稼動させるスタートの年。また北秋田市民病院も10月に開院する。世界では昨年暮れから戦争や不況など厳しい情勢が続いているが、北秋田市から大太鼓をとどろかせ景気を呼び込みましょう」などと、景気回復や市政発展への願いを込めてあいさつ。
また、綴子大太鼓保存会を代表して上町大太鼓保存会の高橋忠俊会長が、「昨年暮れに発表された“今年の漢字”は『変』だったが、2009年の暮れには『豊』という文字で表されるような年になってほしいと願っている。農産物が豊かに実ることで人々が餓えず、豊かな心が平和をもたらす。そんな願いを込めて大太鼓を叩きたい」と述べました。
この後、上町大太鼓保存会が直径3.33mと3.80mの2張りの大太鼓で「朝日山」と「輪打ち」を、下町保存会が3.44mと3.71mの大太鼓で「ぶっこみ」と「流し」を演奏したあと、両保存会が4張合同で「街道下り」を豪快に打ち鳴し、建物を震わせるほどの大きな響きで来場者を驚かせました。
昨年暮れ関東から北秋田市の実家に帰省し、この日家族4人で訪れた男性(45)は、「地元出身だが大太鼓の館ははじめて。大太鼓もテレビでしか見たことがなかったので生演奏の迫力にびっくりした。昨年は会社の業績もあまりよくなかった。今年は少しでも景気が回復してほしいですね」と、家族で大太鼓をバックに記念写真を撮りながら話していました。
(2009.1.2)