2009年01月05日
コンテンツ番号6785
岸部市長、市職員を前に年頭の訓示
平成21年の仕事始めを迎えた1月4日、市役所本庁舎大会議室で岸部市長が幹部職員らを前に年頭の訓示を行い、「機構改革の年。少ない人員で最大限の努力を」と職員の奮起を促しました。
冒頭で岸部市長は、「年末は大雪の予報だったが、穏やかな新年を迎えることができた。元旦はその1年を表しているともいうが、今年は思わぬよいことがあるのではと期待している」と切り出し、21年度の各種主要施策などについて自身の気構えを示しました。
平成20年については、「昨年は、100年に一度とも言われる大災害による被害を関係者や市民、市職員が協力し復旧させた年だったといえる。その結果、豊かな実りの秋を迎えることができた。全国植樹祭でもそうだったが、皆さんの力が大きく発揮された」と振り返りました。
また、「これまで、内陸線や阿仁スキー場の存続など大きな課題を抱えてきたが、基本的なものは解決したのではないかと思っている。内陸線は、国、県から支援されることが決まった。また、阿仁のゴンドラは冬季の営業が心配されたが、現在は運行されており昨日も多くの利用があったようだ。今後いかにして残すかが大きな課題だが、基礎づくりはできたと思う」と、これまでの取り組みについて所感を述べました。
新年度の新たな事業については、「市民病院は8月に建物が完成し、機器の搬入を経て10月に開院する。病院で最も大切なのは中身。ソフト面でも多方面に働きかけている。病院建設は全国的にもたいへんな事業だが、市民の健康が第一。立派な病院を作りたい」と決意を新たにしました。
また、「病院の開院に合わせ中岱橋が完成すると市内の交通体系の流れが変わる。病院へのアクセスの利便性も向上する。今後も、市民の皆さんに喜んでもらえるような市政を進めたい」と意欲を語りました。
産業面では、「中心市街地の活性化も課題となっているが、商工会、商工業者とも意見を交換しながら、賑わいづくりに向けて取り組みたい」「いよいよ世界初の方式による木質バイオエタノールの製造が本市でスタートする。周辺の産材から二酸化炭素を出さないエコエネルギーを生産するものだが、まだ実験段階。今後、市の産業にどう結びつけていくかが課題」などと、それぞれの担当部署での積極的な取り組みを呼びかけました。
最後に、「4月には機構改革を実施する。今年予定されている退職者49人に対し、新採用は11人。今後も減員の方向で改革を進めることになり、少ない人数で多くの仕事をこなしていかなければならない。人事異動も早めに実施する」と、機構改革への備えと発奮を求めました。
(2009.1.5)