2009年01月08日
コンテンツ番号6760
鷹巣地区新春交流会
北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)主催の鷹巣地区新春交流会が1月8日(木)、市中央公民館で開催され、地区商工会員、自治会役員、行政関係者など約400人が出席して新年を祝いました。
鷹巣地区の新春交流会は昭和52年に名刺交換会として始まり、32回目になります。
交流会は碇谷社中による筝曲と威勢のいい和太鼓の演奏で開幕。市民憲章朗読の後、和田会長があいさつに立ち、「昨年は世界的な金融危機で景気が後退し、先行きが見えない状況になったが一方で4人の日本人がノーベル賞を受賞し子供たちに夢と希望を与えられた。また6月には天皇皇后両陛下をお迎えして全国植樹祭が開催され地球環境の保護を全国に発信できた。おもてなし祭り2008ではふるさと祭りとタイアップしながらビジネスチャンスを創出する試みとして成功した」などと昨年を振り返りました。
その上で、「女性部ではエコ宣言をしてキャップを集めながら世界の子供たちにワクチンを提供する活動も進めていきたい。今年は8月に女性部の東北ブロック研修大会があるので全国に秋田をPRしたい。さらに研さん努力して知恵を出し合って不景気を乗り越えていきたい」と抱負を述べました。
来賓の岸部市長は祝辞で、「正月は天気に恵まれいい年になるような予感」と切り出し、NHKの大河ドラマ「天地人」を引き合いに「北秋田市は自然を表す『天』、農業の『地』、そして人の良さに恵まれている。一昨年の国体や昨年の全国植樹祭について全国からお礼が寄せられるが地元の人の親切がありがたかったと感謝されている」と北秋田市の良さをアピール。
また、「今年は1月29日に雪崩シンポジウムがあり、6月には山菜サミットも予定されている」として災害や特産開発を考えてもらいたいと参加を呼びかけ、「市民病院の建設は10月開院にむけて着実に進んでいる。スタッフの確保に努めてすばらしい病院にしたい。中岱橋と太田川口線も開通し交通体系が大きく変わる。世界に例のない木質バイオエタノールの実証プラントが稼動するので4年後には豊富な森林資源を活用する量産プラントも夢ではない」などと抱負と期待を述べました。
また、伊藤公夫北秋田商工会長は、オバマ次期アメリカ大統領が発した『イエス ウィーキャン』『チェンジ』という言葉を引き合いに出しながら、「昨年を象徴する文字『変』は『変革』。価値観は大きく変わり逆にチャンスが到来する。大きな波に飲み込まれず、豊富な自然と人の良さを全国に発信しながら自身を持って荒波を乗り越えていきましょう」と呼びかけました。
続く津谷永光県議会議員の祝辞の後、祝宴にうつり、出席者は互いにあいさつを交わしながら景気の見通しなどを話題に交流を深めていました。
(2009.1.8)