2009年01月23日
コンテンツ番号6725
県立米内沢高校全校カルタ大会
県立米内沢高等学校(佐々木潤子校長:生徒数126人)で1月23日(金)、第44回全校カルタ大会が開かれ、生徒たちが日本の伝統文化を楽しみながら熱戦を繰り広げました。
同校では、生徒の古典学習に対する興味関心が薄い傾向にあることから、「小倉百人一首」を用いたカルタに親しむことで、古典への関心を高めてもらおうと昭和40年に第1回大会を開催、今年で44回目となりました。大会には、生徒のほか、鷹巣カルタ同好会・小倉会(伊藤倫子会長)の会員6人も参加しました。
開会式では、佐々木校長が、「古典の世界に学び、日本の文化を継承しようと当時の国語の先生たちの提案で始まった大会。学級対抗では知力や反射神経だけでなく、チームワークが求められる。白熱したゲームを期待します」とあいさつ。
また、今年で4回目の参加となった小倉会の伊藤会長が、「平成15年に百人一首カルタの公民館講座受講生で発足したのが小倉会。講座の講師は現在の佐々木校長だった。メンバーは全員がカルタ好き。今日は、みなさんと楽しい一日を過ごしたい」となどと述べました。
ルール、注意事項の説明のあと、1年生から3年生までの9クラスが、それぞれ5人1組のチーム21チームに同好会の会員らが参加した2チームを加えた全23チームを「万葉」「古今」の2ブロックに分けたトーナメント方式で試合開始。
ゲームは、5人がそれぞれ対面した2人で20枚の札を取り合い、勝敗を決めます。生徒たちは優勝を目指して真剣な表情。静けさの中、読み手が上の句を読み上げると、素早く反応して勢いよく手を伸ばし、札を取り合っていました。
小倉会の会員たちも、歌と札の配置の記憶力、反射神経が試されるこのカルタ大会で、孫のような生徒たちを相手に熟練の技を発揮しながら、楽しく対戦していました
(2009.1.23)