2010年12月06日
コンテンツ番号6709
森吉山ダム試験湛水
森吉山ダムで行われている試験湛水で12月6日(月)、貯水位が最高水位の177.2メートルに到達しました。
森吉山ダムは、洪水調節や流水の正常な機能維持、灌漑・水道用水の供給、発電などを目的に建設が進められています。昭和47年の大洪水を契機に、昭和48年に阿仁川ダム調査事務所を開設。平成3年度に一般補償に関する協定締結、平成13年度にダム本体工事開始、平成19年度にはダム堤体の盛立てすべてを完了しました。ダム工事は、平成23年度に完成。平成24年4月1日より供用を開始する予定です。
試験湛水は、平成22年1月より始まり、ダムの本格的な運用を始める前に、貯水位を上昇及び下降させ、ダム堤体、基礎地盤、貯水池周辺の地山などの安全を確認することを目的に行われます。また、湛水し貯水された湖の名称は、「森吉四季美湖」と決定されています。
この日は、午前11時頃に最高水位の標高177.2メートルに到達。ダム堤体によりせき止められた湖面は、堤体上部まで達しています。森吉山大橋や様田展望台からは、雄大な森吉四季美湖の眺望が広がっています。
最高水位到達後は、各種調査によるデータ収集を継続するため、概ね24時間貯水位を最高水位付近で維持します。その後、計画的に水位を低下させて、平成23年1月下旬までに計画上の最低水位(143.2メートル)まで水位を低下させて、試験湛水を終了する予定です。
(2010.12.6)