2019年04月19日
コンテンツ番号3057
森吉山の観光情報を発信する快適な待合スペースが阿仁合駅に誕生
森吉山の多彩な魅力を立体的、一元的に体感できる待合スペース北秋田森吉山ウエルカムステーションが内陸線阿仁合駅の2階にこのほど完成し、4月19日(金)に阿仁合駅でグランドオープンを記念し、オープニングセレモニーが行われました。
式典では、吉田社長、津谷市長より挨拶がありました。
吉田秋田内陸縦貫鉄道代表取締役社長あいさつ
「市から昨年の阿仁合駅改修に引き続き、今回もご支援いただいた。また、北秋田市商工会には、施設のこの広いスペースをご提供いただいた。また、冬期間に関わらず、工事関係者のご努力もあり無事完成となった。阿仁合駅は立派な駅となった。現在も地域の皆さんにも魅力づくりにご協力いただいており、内外から訪れるお客様にも喜んでいただいている。今回新たな魅力を備えた阿仁合駅が内陸線のみならず、森吉山、この地域の観光の活性化に貢献できるように一層励んでいきたい」などとあいさつ。
津谷北秋田市長あいさつ
「阿仁合駅舎は、昨年はもともとの特長的な三角の屋根を生かし、国の地方創生整備拠点事業を活用し、トイレのバリアフリー化やレストランこぐま亭の拡張を行い、大幅に快適性、利便性を高めてきた。今回は、さらに、2階の待合スペースの拡充により、内陸線利用の方々や道の駅のようにドライブ中の休憩施設としても利用できるようになった。そして、森吉山の観光情報などの発信機能を備えたことで、阿仁エリアを訪れるお客様を受け入れる環境がますます充実した。今後は、国内の旅行者のみならず、近年増加している、海外、インバウンドの団体や個人お客様方に対し、沿線の様々な観光資源について情報発信を行うことで、人が人を呼び秋田内陸線の利用促進あるいは森吉山を訪れる人が増加することで、更に交流人口を拡大するなど地域の活性化に繋げたいと考えている。今後も、阿仁合駅が令和の時代にあっても幸せの駅として発展することを期待している」などとあいさつ。
式典では、グランドオープンを記念し、阿仁合駅玄関口で秋田犬の北斗君とマタギ姿の高橋地域おこし協力隊が参加者をお出迎えし、くす玉割りでは、司会の1、2、3、どうぞの声にあせて、勢いよくくす玉を割ると駅構内では集まった方々から拍手が湧き起こっていました。続いて、内陸線より、完成に向けてご尽力いただいた工事関係者への感謝状が贈呈されました。
北秋田森吉山ウエルカムステーションは、森吉山の玄関口である阿仁合駅にあることから、鉄道利用の方も降りてすぐに利用できるほか、車でお越しの方であっても、駅に立ち寄ってもらうことで、森吉山四季折々の魅力を大型モニターによる映像、プロジェクションマッピングや情報パネルなどで確認することができます。
待合スペースとしては、阿仁合駅の鉄道基地と阿仁川と河川公園が一望でき、阿仁の豊かな自然と鉄道の魅力を堪能できる憩いのスペースともなっています。2階へのアクセスはエレベーターも新設し、ご高齢の方を含めどなたでも利用できるようになっているほか、小さなお子様のくつろぐキッズスペースもあり、お子様のいらっしゃる方も利用しやすい配慮がされています。今後は、団体、個人などで阿仁地域を訪れる方が森吉山や沿線の情報を確認したり、快適に休憩できる施設として利用が期待されます。