2010年11月05日
コンテンツ番号6683
千葉和男氏、戸嶋秀雄氏が瑞宝単光章の受章を市長に報告
このほど、消防功労により瑞宝単光章を受章した、千葉和男さん(74歳、中屋敷)と戸嶋秀雄さん(68歳、坊沢)が11月5日(金)、市役所を訪れ、津谷市長に受章を報告しました。
叙勲は、国や公共に対して功労のある人に広く与えられるもので、春秋叙勲、高齢者叙勲、死亡叙勲、危険業務従事者叙勲などがあります。このうち、危険業務従事者叙勲は、平成15年から始まったもので、従来の春秋叙勲とは別に、警察官や消防吏員、自衛官など危険性の高い業務への精励者を受章対象としています。
千葉さんは、秋の叙勲・褒章の消防功労にて、瑞宝単光章を受章。昭和37年に鷹巣町消防団に入団し、昭和57年に班長、副分団長経て、平成2年から9年間にわたり、分団長を務めました。その間、地域の防災責任者として、地域ぐるみの防災体制づくりを実践するとともに、消防力の強化充実のために献身的に活動し、地域の安全安心のために貢献しました。
戸嶋さんは、第15回危険業務従事者叙勲の消防功労にて、瑞宝単光章を受章。民間企業を経て、昭和42年に旧鷹巣町消防署に消防士として採用。その後、鷹巣阿仁広域消防署消防司令補、同消防本部警防課長、同消防司令長などを経て、平成15年に同消防本部次長で退職しました。36年間の在職期間には、主に消防団員の教育を行う警防を担当し、規律訓練やポンプ車操法、小型ポンプ操法の指導者として活躍し、地域消防の発展に寄与しました。
千葉さんと戸嶋さんは、11月4日に県正庁にて佐竹秋田県知事より伝達を受け、この日、藤島孝雄消防長と市役所を訪れ、津谷市長に受章を報告しました。
はじめに、藤島消防長が「千葉さん戸嶋さんとも消防技術のレベルが高く、また意気込みも強く、長年にわたり一生懸命頑張っていただいた」などと二人の受章を報告。
津谷市長は「受章おめでとうございます。長年の業務中には、危険なこともたくさんあり、時には自分の身をかえりみずに、地域のために頑張られたことが認められたと思う。本当に嬉しい。これからも元気で、後進模範となり指導してもらいたい」などと受章を称えました。
千葉さんは「普段はお酒を飲まないので、火災の際は一番に現場に駆け付けた。佐竹知事から伝達されたときは、消防に対する責任感を新たにした。これまで、自分を支えてくれた全ての皆さんに心から感謝いたいます」などと周囲への感謝の気持ちを語りました。
戸嶋さんは「昔は、消防団の人数も多く、消防署よりもとても活気があった。受章は地域の皆さんをはじめ、職場の先輩、後輩、消防団の皆さんのご協力があって受けたものと感謝しています。今後もこの栄に恥じることなく、地域の防災意識高揚などに務めて貢献していきたい」などと受章の心境を語りました。
(2010.11.5)