2010年11月05日
コンテンツ番号6682
第29回秋田県産米品評会褒賞授与式
第29回秋田県産米品評会褒賞授与式が11月5日、北秋田市交流センターで開かれ、最優秀賞7点の生産者をはじめ、計32点の県産米生産者に褒賞が授与されました。
秋田県産米品評会は、種苗交換会の協賛行事として、秋田県産米の声価高揚と秋田県農業の振興に寄与することを目的に、昭和57年から実施しているものです。
はじめに、秋田県産米改良協会の木村一男会長が「本日、賞を受賞される皆さんは、日ごろの努力と創意工夫を凝らした技術でその水準の高さを認められたものであり、心からお祝い申し上げます。皆様にはぜひ地域に帰りまして、リーダーとして秋田県産米の声価高揚のため、安心安全うまい米づくり運動にご尽力くださいますようご期待申し上げます」などとあいさつ。
続いて、同品評会の伊藤専一審査委員長(東北農政局秋田農政事務所食糧部長)は、今年の作柄状況を述べながら、出品された玄米の品質について「登実期間が高温で経過したことの影響から、形質がやや劣るものとなっており、高温障害によると見られる乳白粒、心白粒の混入や、カメムシ類等による着色粒の混入も見られたが、生産者の適切な肥培管理や品質調整等の努力がうかがわれるものが多くあった」などと講評しました。
このあと褒賞授与が行われ、最優秀賞は、あきたこまちで秋田県産米改良協会長賞の最優秀賞を受賞した、北秋田市の柴田敏彦さん(JAあきた北央)をはじめ7人が受賞。優秀賞は10人、優良賞は15人が受賞しました。また、最優秀賞の7点は、農林水産省総合食糧局長賞や秋田県知事賞など関係団体からの特別賞も贈られました。今回の出品点数は、水稲うるち玄米134点、醸造用玄米10点の計144点でした。
終わりに、受賞者を代表して、最優秀賞を受賞した羽後町の村上康弘さん(JAこまち)が「県産米品評会において褒賞の栄誉を承り、大きな喜びです。本日の褒賞を契機に、うまい米づくり運動で目標にしている、品質が良く食味の良い米を生産し、消費者の皆さんに安全で安心な米を喜んで食べてもらえる米づくりが重要と考えています。更なる秋田米の評価を得るために、今後とも関係各位のご指導とご協力をお願いします」などと謝辞を述べました。
(2010.11.5)