2019年04月19日
コンテンツ番号3056
樺細工の歴史を後世に伝えるために
秋田県樺細工発祥の地記念碑建立除幕式が、4月19日(金)に鎌沢生活改善センターで行われました。
秋田県の伝統工芸として知られる樺細工は、北秋田市鎌沢地区の御所野家が京都から持ち込み、代々受け継がれてきた技術が広く伝えられていったものになります。今回の除幕式には来賓、協賛企業のほか、鎌沢地区の住民の方たちも多数出席がありました。
最初に、記念碑建立委員会会長三浦欽一さんが除幕にあたり「様々な方のご厚意により、素晴らしい秋田県樺細工発祥の地記念碑が皆さんの前にお目見えします。今回の記念碑建立は、鎌沢樺細工の偉業が後世に引き継がれていくことを記念するものであり、多くの方たちのご理解、ご協力によりこの日を迎えられたことについて深くお礼申し上げます」とあいさつしました。
除幕の儀、玉串奉てんが行われたあと、来賓代表として津谷市長、秋田県信用組合理事長北林貞男さんがあいさつしました。このうち津谷市長は「今回の記念碑建立は、より多くの人たちに樺細工発祥の地としてPRをし、地域の財産である樺細工の歴史を後世に残すうえでも意味深いことである。北秋田市には長い歴史を積み重ねた伝統文化や芸能が残っている。それをまず地元の人に知ってもらいながら、県内外の人たちにも自信と誇りをもって伝えていくのが我々の務めである。市としても、地域の方々と協力しながら、伝統文化を伝えていきたい」と述べました。
鎌沢自治会長鈴木貞行さんからの謝辞、来賓や合川小学校の生徒たちとの記念植樹が行われたあと、合川小学校6年生によるふるさとを讃える歌(旧合川町民歌)の合唱があり、除幕式が閉会しました。