2010年11月13日
コンテンツ番号6672
NPO法人秋田内陸沿線地域エコミュージアム会議
NPO法人秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議(代表理事三浦陽一)の「地域が元気になるために!フォーラム」が11月13日(土)、阿仁山村開発センターで開催され、参加した約150人にみなさんが秋田内陸沿線地域の地域活性化について学びました。
フォーラムは、昨年度に実施された「秋田内陸線沿線地域元気再生プロジェクト」の成果を継続して活かしていこうと今年6月13日に新組織が発足して、10月8日にNPO法人の認証を受けた秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議が、「地域が元気になるために!」をテーマに認証記念フォーラムとして開催したものです。
開会では、三浦代表理事が「昨年からの秋田内陸線沿線地域の元気再生に向けた事業が1年で終わったことから、わたしたち沿線住民の立場で何とかこの事業を継続していきたいということで、今日を皮切りに本格的な活動を始めていきます。2人の先生の話を伺い、それを聞いて自分たちで取り組んでいこう」などとあいさつ。
はじめに、「エコミュージアム」について、日本エコミュージアム研究所理事井原満明氏が説明。井原さんは、「『エコ』は環境と経済が一体となったもの、そこに『ミュージアム』(博物館)がついているので楽しく学ぶ場。エコミュージアムは物を集めないであった所で活かしていく、それが地域の活性化につながっていく。地域資源を地域で活かす地域づくりが必要」などと話しました。
記念講演では、作家で前秋田公立美術工芸短期大学学長の石川好さんが「地域が元気になるために」を演題として講演。石川さんは、「秋田県は無形民俗文化財が日本では一番多くもっており、秋田で古い伝統文化をもっているこの沿線地域で行ったらどうか。地域のおもしろい物語をつくる必要がある。郷土芸能や祭などで思わぬ波及効果がある」、「一度栄えたところ、根拠があったところはいつかまた栄えることがある。そういう物を元々ともっていて、時代によって少し衰退しても再び起こりうる」などと事例を取り上げながら講演されました。
このあと、参加者が秋田内陸線の5つの沿線地域のグループに分かれて、地域資源の掘り起こしを行うワークショップが行なわれ、地域活性化に向けた意見交換が行われました。
(2010.11.13)