2010年10月03日
コンテンツ番号6649
第24回もりよし合唱祭
第24回もりよし合唱祭が10月3日(日)、森吉コミュニティセンターで開催され、市内外から出演したコーラスグループ8団体が美しいハーモニーを響かせました。
主催は森吉地区を中心に活動しているグループ「コール・もりよし合唱団」(近藤雪美代表)。同合唱祭は「浜辺の歌」などで知られる米内沢出身の作曲家・成田為三を顕彰するため、昭和62年に当時の森吉町教育委員会、成田為三顕彰会などの後援で、第1回目が開催されています。
今回の出演団体は、「浜辺の歌音楽館少年少女合唱団」、「浜辺の歌キッズ」「る・それいゆ」「鷹巣混声合唱団」「コール・もりよし」の市内団体のほか、五城目町の「コール・谺(こだま)」、「コール・もりやま」、上小阿仁村の「コール・せせらぎ」と、市内外のグループが一堂に会しました。
合唱祭のオープニングでは「る・それいゆ」、「コール・もりよし」、「コール・せせらぎ」の合同合唱で「四季の歌」を堂々歌いあげて花々しくスタートしました。
オープニングのあと、三澤仁教育長は「オープニングの四季の歌を聞かせていただいたが、皆さん声が若々しく、目を閉じて聞いていると女学生が歌っているかのようです。素晴らしい歌声に心が洗われたようだ。先日、文化会館で東京フィルハーモニー交響楽団の公演が開かれたが、首都圏を離れて暮らしていると、生の音楽や芸術にふれる機会が非常に少ない。今日は生の歌声を聞けることを楽しみにしている」などとあいさつ。
出演団体のトップを飾ったのは、市内の保育園児を中心に構成されている「はまべのうたキッズ」。「a good day」、「赤い鳥小鳥(作曲:成田為三)」、「手紙を出したよおばあちゃん」を子どもらしく元気に歌いました。また、コール・谺は男性5人の合唱団。「村長さん」では大きな鼻のお面を被って村長さんを表現しながら、男性合唱らしい迫力のある歌声を披露しました。
中盤では、後藤惣一郎・浜辺の歌音楽館名誉館長の指揮により、「浜辺の歌(作曲:成田為三)」を出演者全員で歌いあげました。そのあとも、各グループが日ごろの練習の成果を披露。トリをとったコール・もりよし合唱団は「ほろほろと(作曲:成田為三)」、「月のさばく」、「リンゴ追分」の3曲を披露し、会場を美しいハーモニーで満たし、感動を伝えました。
フィナーレでは出演者と会場全員が一体となって成田為三が作曲した「秋田県民歌(作詞:倉田政嗣、作曲:成田為三)」を歌い、合唱祭を締めくくりました。
(2010.10.3)