文化活動の成果、多彩に

2010年10月16日

コンテンツ番号6640

第５回北秋田市文化祭が開幕

10月16日開幕した第５回北秋田市文化祭演示の部＝市文化会館

展示の部＝阿仁山村開発センター

開会式では１団体３個人の文化功労者と４個人の文化奨励賞受賞者が市長から表彰を受けました

閉会式後のテノール歌手本田武久さんによる公演

第５回北秋田市文化祭が10月16日に開幕し、演示部門の市文化会館、展示部門の阿仁ふるさと文化センターと阿仁山村開発センターにはグループや家族連れなど大勢の市民らが訪れ、芸能発表や作品の鑑賞で文化の秋を楽しみました。
（→文化祭カメラスケッチ）

午前９時３０分から始まった文化会館での開会式では、はじめに津谷市長が「皆さんと共に多くの作品や発表を堪能できますことを大変楽しみにしています。北秋田市文化祭は多くの方に支えられて行われてきました。期間中にたくさんの市民の方がそれぞれの会場に訪れて、文化の香りに触れていただきますよう祈念します」などとあいさつ。

続いて、平成22年度北秋田市芸術文化功労者表彰式と奨励賞授与式が行われました。文化功労者表彰は、長年にわたり市の芸術文化の振興に貢献された方を表彰するもので、今年度は、能仕舞の米内沢宝生会（齋藤年生代表）など、１団体３個人が選ばれました。

また、奨励賞は優れた芸術作品などを創作された方などに贈られるもので、三浦謙蔵さんら個人４人が受賞しました。

表彰では、津谷市長が一人ひとりに賞状と記念品を手わたしました。

この後、受賞者を代表して文化功労者の櫻田善太郎さんが「市文化祭の開会式にあたり、私たち８名がそれぞれ栄誉ある芸術文化功労賞、奨励賞の受賞を受け、この上ない光栄に存じます。これからも微力ながら、それぞれの分野に精一杯努めて参る所存ですので、今後とも皆さんのご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いします。本日はありがとうございました」と謝辞を述べました。

続いて、花だんコンクール表彰式が行われ、市長賞の鷹巣南中学校（団体の部）、同じく市長賞の松尾フミさん（家庭の部）など、15団体、６個人が表彰されました。

開会式の後、記念公演としてテノール歌手の本田武久さんが、会場全体に響き渡る歌声で「浜辺の歌」や「荒城の月」、「みかんの花咲く丘」など９曲を披露しました。

発表では、筝曲や日舞、子どもたちによるバレエ、民謡や大正琴、詩吟など各団体が日頃の練習の成果を披露し鑑賞に訪れた市民らが、それぞれに大きな拍手を送っていました。

一方、展示会場の阿仁ふるさと文化センターと阿仁山村開発センターでは、公民館講座や自主活動などで制作した絵画や写真、パッチワーク、陶芸、切り絵などの作品、小中学生の絵画、書道作品などが展示され、家族連れなどがじっくりと見入っていました。

明日10月17日（日）は、演示部門が北秋田市文化会館で午前９時３０分から午後４時まで。展示部門は阿仁ふるさと文化センターと阿仁山村開発センターの２カ所で午前９時から午後５時まで。10月18日（月）は、阿仁の２会場で演示部門のみ開かれます。（→プログラム（出演団体） PDFファイルの詳細はこちら）

平成22年度北秋田市芸術文化功労者

[団体]
▽米内沢宝生会（齋藤年生代表）
明治時代より能仕舞の指導者に恵まれて伝統を守り続けており、日本の伝統を黙々と継続し、地域の芸術文化の普及と指導活動についての功績は誠に顕著。よって功労賞にふさわしい。

[個人]
▽庄司乙彦さん（阿仁水無字上新町）
旧阿仁町芸文協発足と同時に事務局を担当、以来17年間会務運営にあたり、平成21年度からは北秋田市芸文協副会長、阿仁支部長として現在に至る。その長年にわたる功績は誠に顕著であり、功労賞にふさわしい。

▽三浦靖さん（小又字下川原）
藤陰流森吉鳳扇会を組織して、平成17年より会長として、その中心的な指導力を発揮して地域の舞踊の普及に尽くされ、地域の各種会合等には積極的に参加したその功績は誠に顕著であり、功労賞にふさわしい。

▽櫻田善太郎さん（根田字屋布岱）
平成９年から合川俳句会の代表に就任し、以来句集「雪しろ」の発刊継続と「ふるさと俳句大賞」の企画、実施など会の運営と作品の創作に取り組んでいるかたわら、北秋田市芸術文化協会合川支部やその他の文化団体の役員を歴任し、幅広い分野にわたり永年地域文化ならびに教育文化の向上発展に尽力していることから、功労賞にふさわしい。