2010年10月22日
コンテンツ番号7739
鷹巣南小学校「おもしろサイエンス」
市立鷹巣南小学校(佐藤和博校長・児童数101人)のこども科学教室が10月22日(金)、同小で開かれ、児童らが秋田大学の先生や学生と楽しい科学実験を体験しました。
こども科学教室は、「おもしろサイエンス」として珪藻土を使った実験など秋田大学が主催し、北秋田市、民間企業との産学官連携により実施されました。北秋田市と秋田大学は、昨年10月に大学の持つ専門知識やノウハウを今後のまちづくりや地域産業の振興、人材育成などに生かすため相互交流を深めていくことを目的に連携協定を結んでいます。また、今年の5月には、珪藻土等地域資源の新たな利活用の研究及び製品開発、地域産業の振興を図るため北秋田市珪藻土等地域資源利活用検討会が設置されています。
教室では、はじめに中田真一・秋田大学大学院工学資源学研究科教授が「今日は秋田大学からやってきました。みなさんといっしょに1時間楽しくすごしたいと思います。ミクロの世界や温度が高い、冷たい世界などいろんな世界があります。難しいことは考えないで思いっきり遊んでください」とあいさつし、「けいそう土ってなんだろう?」「温度をあやつった実験をしよう!」「身近なエコを体験しよう!」の3つのテーマで実験が始まりました。
「けいそう土ってなんだろう?」では、北秋田市で日本でも埋蔵量の多いけいそう土について、光学顕微鏡でたくさんの小さな穴があるのを確認。その性質を使ってろ過材として利用されていることをトマトジュースなどでろ過の実験で確認しました。
「温度をあやつった実験をしよう!」では、高温と低温の世界を体験。ガスバーナーやろうそくを使って炎の温度の違いや明るさを観察したり、液体空気で青い色の酸素を作ったり超伝導で磁石が浮く実験などを行いました。
「身近なエコを体験しよう!」では、二酸化炭素について調べたり、炭とアルミホイルで作る電池や発泡スチロールではんこを作るなど身近なものを使った実験に取り組みました。
児童たちは、各コーナーに分かれ先生たちの指導のもと、観察や実験で新しい発見に驚いたり、感心しながらあっという間の時間を楽しんでいました。
最後の児童を代表して6年生の児童が、先生一人一人に感謝を込めたメダルをプレゼントしました。
「おもしろサイエンス」は明日23日(土)に、小中学校児童生徒理科・社会科研究発表会に参加したみなさんを対象に鷹巣中学校体育館で行われ、「けいそう土取扱企業紹介ブース」「秋田大学紹介ブース」も設置される予定です。
(2010.10.22)