2010年10月27日
コンテンツ番号6630
農事組合法人 坊沢営農組合
秋田県農林水産大賞を受賞した、農事組合法人坊沢営農組合(長崎克彦代表理事)が10月27日(水)、市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
秋田県農林水産大賞は、消費者や市場の動向に迅速に対応した戦略作物等の産地拡大や収益性の高い経営、生き生きとした農山漁村づくりなど、農業・農村ビジョン等をリードする優れた取組を表彰・普及することにより、魅力ある農林水産業と農山漁村づくりの促進を図るため表彰を行っています。
坊沢営農組合は、平成18年11月に設立され、6集落68戸で構成しています。農業経営は稲作を中心に、大豆の作付けとハウス野菜、そして共同防除などによる多角的経営を目指しています。
特に、地元鷹巣産の大豆は原料とした、「とうふ作り」にも挑戦し、地元量販店での販売や学校給食への提供し、食育にも取り組んでいます。また、野菜ではキュウリを作付けしていますが、「星形キュウリ」と「ハート形キュウリ」は、数量は少ないものの高付加価値野菜として、関東方面に出荷しています。
表彰式は、10月25日に秋田市内のホテルで行われた、県食糧自給率向上フォーラムの席上で実施されました。同組合は、地域の農業を担う意欲と競争を勝ち抜くための優れた経営感覚を持った、今後の農業・農村構造維持等のモデルとなる集団を対象した、地域を拓く担い手部門(法人の部)で大賞を受賞し、中野節(たかし)副知事から長崎代表理事に表彰状が授与されました。
この日、市役所を訪れたのは、長崎代表理事と石井文雄・副代表理事。長崎代表理事は「地域の頑張りが評価され、大変喜んでいる。今年も大変な年だったが、収穫が終了したら平成22年度を総括して、問題点などを話し合い、来年度に繋げていきたい」などと受賞を報告しました。
津谷市長は「受賞おめでとうございます。自分たちが作ったものを、生産者や加工者の顔が見えるかたちで販売し、また地域にある鷹巣西小学校の稲作体験や給食への提供などを通して、食育にも取り組む活動は本当に素晴らしい。受賞を励みに、これからも地域の農家のお手本として、頑張ってほしい」などと同組合の取り組みと受賞を讃えました。
(2010.10.27)